2013年7月14日日曜日

参院選応援でバケの皮がはがれた小泉進次郎(ゲンダイネット) 地方にとっては死活問題のTPPにてんで触れないなど、あざとさが目立つ。

ゲンダイネット
参院選応援でバケの皮がはがれた小泉進次郎
2013年7月13日 掲載

オヤジと同じワンパターンの中身なし

 参院選で「離島・被災地・過疎地を回る」と宣言した小泉進次郎青年局長がアチコチで大人気だ。

 オバさんたちに「キャーキャー」言われているのだが、地方にとっては死活問題のTPPにてんで触れないなど、あざとさが目立つ。

 告示日に飛島に渡った時も大歓迎されたが、TPPについては話さず、その後の酒田市内の演説でも一言も触れなかった。盛岡駅前、被災地・岩手県大槌町の仮設商店街での街頭演説でもTPPについては話さなかった。

 被災地では巨大道路(三陸沿岸自動車道)や景観破壊の巨大防潮堤の建設は着々と進んでいるが、そうした“おいしい工事”のあおりを受けて入札不調が続出、肝心の住宅再建などの復興事業は遅々として進まない現実があるのに、それも無視。それじゃあ、何をしゃべっているのかというと、「今回の参院選でねじれを解消し、自民党に安定過半数を与え、野党のせいにできない状態に追い込んで欲しい」というワンパターン演説だ。そんな小泉を密着取材するテレビ局もいるのだから、異様だ。

 小泉局長に「なぜTPPについて話さないのか」と聞くと、「TPPについて話したことはある」と回答。「どこの街頭演説で話したのか」と確認すると、「覚えていない。街頭演説で何を話すのかは政治家の専権事項だ」と居直った。

 そこで「TPP交渉で重要5品目の関税が守られなかったら、交渉離脱をするのか」と聞いたら、「これからの交渉次第」と逃げてしまった。

 最後に訪れた福島県相馬市と南相馬市では、「福島の原発が廃炉になるまで見届ける」と言っていたが、それじゃあ、福島県以外で原発をどうするのかというと、「意見が分かれている問題」などと言う。

 自民党の次代のエース、完全に化けの皮がはがれてきた。

0 件のコメント: