2013年8月15日木曜日

8月15日全国戦没者追悼式 安倍晋三、歴代首相が触れてきたアジア諸国への加害と反省に関しては明言せず。 例年ある「不戦の誓い」との文言もなし。 小泉~野田と比較すると異様さがわかる。

47ニュース
終戦68年、平和祈り追悼式 首相、アジア加害明言せず

68回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が、東京都千代田区の日本武道館で開かれた。2007年の第1次政権以来、2回目の参列となった安倍晋三首相は式辞で「世界の恒久平和に貢献し、万人が心豊かに暮らせる世を実現するよう全力を尽くす」と述べた。1994年の村山富市首相の式辞以降、歴代首相が触れてきたアジア諸国への加害と反省に関しては明言しなかった。

「歴史に謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻む」との表現は盛り込まれたが、安倍首相の歴史認識をめぐり、中国や韓国が反発を強めるのは必至。例年ある「不戦の誓い」との文言も今回はなかった。

2013/08/15 12:15   【共同通信】


47ニュース
首相が玉串料「不参拝をおわび」 靖国、2閣僚は参拝

安倍晋三首相は終戦記念日の15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝せず、実際に参拝した自民党の萩生田光一・総裁特別補佐を通じ、党総裁として私費で玉串料を奉納した。首相は萩生田氏に「本日、参拝できないことをおわびしてほしい」と伝えた。新藤義孝総務相と古屋圭司国家公安委員長兼拉致問題担当相は個別に靖国神社を参拝した。稲田朋美行政改革担当相も午後に参拝を検討している。首相は昼、東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花する。

東京裁判のA級戦犯が合祀されている靖国神社への閣僚参拝で、中韓両国が反発するのは必至だ。首相の玉串料奉納も問題視する可能性がある。

2013/08/15 11:36   【共同通信】


YAHOOニュース
「アジアへの反省」触れず=戦没者追悼式で首相式辞―68回目の終戦記念日
時事通信 8月15日(木)12時4分配信

68回目の終戦記念日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下と安倍晋三首相、遺族らが参列。戦争の犠牲となった約310万人(軍人・軍属約230万人、民間人約80万人)の冥福を祈り、改めて平和を誓った。安倍首相は式辞で、近年の歴代首相が表明していたアジア諸国に対する損害や反省などに言及しなかった。

式典は正午前に開始。式辞で安倍首相は、2007年に自身も使った「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与え、深い反省と哀悼の意を表する」という表現を用いなかった。近年の首相が使っていた「不戦の誓い」にも触れなかった。

近隣諸国に対しては1993年、細川護煕首相(当時)が初めて式辞で哀悼の意を表明して以来、歴代首相が「損害と苦痛」や「深い反省」に言及してきた。

安倍首相は一方で、「わが国は世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各国・各地域に支援の手を差し伸べてきた」と述べ、「世界の恒久平和に、あたう限り貢献し、万人が心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くす」と訴えた。

戦没者に対しては「あなた方の犠牲の上に、私たちが享受する平和と繁栄があることを、片時たりとも忘れません」と追悼。その上で「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた国の未来を切り開く」とした。 




「朝日新聞」2013-08-16 一面、二面、三面





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