2014年5月20日火曜日

“マック”が東電を提訴 原発事故で閉店賠償請求 (福島民友) 

福島民友
“マック”が東電を提訴 原発事故で閉店賠償請求

 東京電力福島第1原発事故で、フランチャイズ契約している3店舗が閉店し、収入が喪失したとして、日本マクドナルドなどは19日までに、東電に逸失利益など約7000万円の損害賠償を求める訴訟を福島地裁に起こした。第1回口頭弁論は6月17日午後4時から開かれる。

 訴状によると、同社は富岡町、浪江町、南相馬市原町区の3店舗とフランチャイズ契約し、売り上げの一定割合の収入を得ていた。しかし、原発事故直後にいずれも閉店し、再開のめどが立っておらず、得られるはずの収入を失ったとしている。

 同社は提訴前、東電に賠償を求めたが、東電は「原発事故による直接被害者は各店舗で、マクドナルドと原発事故との間に相当因果関係が認められない」と請求を認めなかった。同社は「店舗開設時に多額の投資をしており、投資はロイヤルティーで回収されるため、マクドナルドは直接被害者」と主張している。提訴は4月23日付。
(2014年5月20日 福島民友ニュース)

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