Newsweek
「不人気オバマ」を日本の民主党政権と比較する
冷泉彰彦 2014年10月30日(木)13時53分
(略)
結果として、オバマ政権は「ある種の疲労感」をにじませています。別の言い方をすれば、国民との誠実な対話を行うことへの疲労感です。
(略)
つまりオバマの「不人気」の背景には、「理想を掲げつつ現実に歩み寄ることの必然性」と、「複雑な問題については即時の全面解決を目指さない選択肢が実は最良」であること、この2つが国民に理解されていないという現実があります。
頭脳明晰なオバマがこのような苦境に陥るということは、現代に大衆政治家を生み出すことの困難を示しているように思うのです。日本の民主党がたどった「失敗」とは比べものにならない深刻な問題が、そこには横たわっています。
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