2015年3月16日月曜日

<政治資金還流> 鳩山邦夫氏 妻の会社に家賃2560万円 (毎日新聞) / 鳩山邦夫氏の政治団体が妻の不動産会社に2500万円支払い 家賃や車リース代…(産経) / 鳩山氏の2団体、親族企業通じ税金還流 (日刊スポーツ 共同)

YAHOOニュース
<政治資金還流>鳩山邦夫氏 妻の会社に家賃2560万円
毎日新聞 3月16日(月)4時0分配信

 自民党の元総務相、鳩山邦夫衆院議員(福岡6区選出)の資金管理団体「新声会」と自身が代表を務める政党支部が、福岡県久留米市に置いた事務所の家賃などとして2011年12月~13年12月、鳩山氏の妻が代表を務める不動産管理会社「鳩山企画」(東京)に計約2560万円を支払っていたことが分かった。資金管理団体には税金が原資の立法事務費が、自民党の支部には政党交付金が交付されており、専門家は「身内を使った税金の還流で問題がある」と指摘している。

 親族企業に対する政治資金の支出を巡っては昨年10月、自民党の小渕優子・前経済産業相の資金管理団体が約360万円、西川公也・前農相が代表の政党支部が約160万円をそれぞれ品代や事務用品代などとして支出しているのが発覚し、問題になった。

 鳩山事務所などによると、新声会の地元事務所と鳩山氏が代表の「自由民主党福岡県第6選挙区支部」の事務所は、鳩山企画が所有する福岡県久留米市の建物に入居。建物は2階建てで両事務所は2階(約260平方メートル)に同居している。

 政治資金収支報告書によると、新声会は11年12月、家賃名目で428万4000円を家賃5カ月分、敷金2カ月分として鳩山企画に支出した。以降毎月、2団体のいずれかが▽家賃65万1000円▽車リース料12万6000円▽固定電話リース料3万6750円--を支払い、総額は公開されている13年分報告書までで計約2560万円になっている。

 毎日新聞の取材に対し、鳩山事務所は現在も2団体の支払いが続いていると認めており、鳩山企画への支出は今年3月までで総額約3700万円に上るとみられる。

 一方、税金が原資の収入として、新声会は11、12年に立法事務費計1560万円、政党支部は13年に1200万円の政党交付金を計上。交付金の使途等報告書によると、13、14年の家賃計4カ月分計260万4000円は交付金から支払われていた。

 事務所の家賃、月約65万円について、鳩山事務所は建物1階の倉庫と10台分の駐車場代も含むと説明する。しかし、地元不動産会社によると、周辺の事務所で同じ広さの家賃相場は約55万円だが、需要はあまりなく「40万円でもなかなか借り手はいない」と話した。

 鳩山事務所は「鳩山企画にお願いして建ててもらった事務所で、不動産鑑定士などと相談したうえでの適正な支出だ」としている。

 政治資金に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「相場と同じ家賃でも税金の還流で、相場より高ければ税金の私物化だ。政治資金規正法の支出規制がほとんどない法の不備を利用していると思われても仕方がない。政党交付金などが流入している以上は支出にも厳しい規制があってしかるべきだ」と指摘している。【鈴木一生、宗岡敬介】


産経ニュース 2015.3.16 11:44
鳩山邦夫氏の政治団体が妻の不動産会社に2500万円支払い 家賃や車リース代…

 自民党の鳩山邦夫元総務相(66)が代表を務める2つの政治団体が、平成23年12月~25年12月、福岡県久留米市の事務所家賃などとして鳩山氏の妻が代表を務める不動産管理会社「鳩山企画」(東京)に計約2500万円を支出していたことが16日、政治資金収支報告書などから分かった。

 資金管理団体「新声会」の23~25年分収支報告書によると、23年12月以降、事務管理費項目で「家賃」として月約65万円のほか、「固定電話リース料」「車リース料」などとして約2年間、毎月、同社へ支出していた。鳩山氏が代表を務める政党支部「自民党福岡県第6選挙区支部」からも支出があるという。

 鳩山氏の事務所は産経新聞の取材に対し、「まったく法的問題はないし、地元の要望を受けて立地しているので、私的な支出にも当たらない」としている。


日刊スポーツ
鳩山氏の2団体、親族企業通じ税金還流
[2015年3月16日13時10分]

 自民党の元総務相、鳩山邦夫衆院議員の資金管理団体「新声会」と自身が代表の政党支部が2011年12月~13年12月、福岡県久留米市に置く事務所の家賃などとして、鳩山氏の妻が代表を務める不動産管理会社「鳩山企画」(東京)に計約2560万円を支払っていたことが16日分かった。

 新声会には立法事務費、支部には政党交付金がそれぞれ交付され、いずれも税金が原資。法的に問題はないが、親族企業を通じた税金の還流といえ、政治資金の私物化との批判も出ている。鳩山事務所は「全く問題ない」とコメントしている。

 鳩山事務所によると、新声会の地元事務所と鳩山氏が代表を務める「自民党福岡県第6選挙区支部」の事務所は、鳩山企画が所有する久留米市の建物に入居している。

 11~13年分の政治資金収支報告書によると、新声会が11年12月に家賃5カ月分と敷金として鳩山企画に428万4千円を支出。それ以降、2団体のいずれかが毎月、家賃65万1千円、車リース料12万6千円、固定電話リース料3万6750円を支払い、合計で約2560万円に達した。

 新声会は11、12年に立法事務費計1560万円、政党支部は13年に政党交付金1200万円を計上。交付金の使途報告書によると、13、14年に計4カ月分の家賃計260万4千円が交付金から支払われた。(共同)





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