2013年10月21日月曜日

福島第1、タンクせき7カ所から基準値超える放射能(ロイター)。 あふれた雨水に放射性物質、基準の70倍も 福島第一(朝日新聞)  

ロイター
福島第1、タンクせき7カ所から基準値超える放射能
2013年 10月 21日 09:53 

[東京 21日 ロイター] - 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)は21日、大雨の影響により福島第1原発で放射能汚染水を貯蔵しているタンク群を囲むせき12カ所で溜まった水があふれた問題で、7カ所から暫定排出基準値を超える濃度の放射性物質ストロンチウム90が検出されたと発表した。

東電の広報担当者は、あふれた汚染水の海への流出について「海側がタンク群よりも低い位置にあるので可能性は否定できない」と説明した。

台風27号の接近が懸念される中、現場では「27号への準備を進めていた。排水管を太くしたり、排水ポンプを増強しようとしていたところ、予想外の雨量となった」(同担当者)という。


朝日新聞
あふれた雨水に放射性物質、基準の70倍も 福島第一
2013年10月21日10時36分

 【小池竜太】東京電力福島第一原発の汚染水をためたタンク群を囲む堰(せき)の内側にたまった雨水があふれた問題で、東電は21日、あふれたのは11カ所のタンクの区画で、うち6カ所で暫定の排出基準値を超える放射性物質が雨水に含まれていたと発表した。最も高い場所では基準の約70倍の放射性物質が含まれていた。放射性物質は排水溝を通じて外海に流れた可能性が否定できないという。

 東電は海洋への影響を調べる。16日に台風26号に襲われた時に引き続き、今回も事前に示していた雨水の排水手順を守れなかった。

 東電によると、基準値を超えたのはいずれもストロンチウム90で、堰内からあふれた雨水などを測ったところ、最も高い区画では、基準値の71倍にあたる1リットルあたり710ベクレルが検出された。汚染水漏れや爆発事故で地表に落ちた放射性物質が雨水と混ざっている可能性がある。東電は当初あふれたのは12カ所と発表したが、11カ所に訂正した。


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