2013年10月15日火曜日

汚染水タンク堰内の水、排出基準示す 東電、台風接近で 「規制委側から注文がつき、見直し作業を急いでいる。」 ← 今頃なにやってんのか? 現場が気の毒

朝日新聞2013年10月15日20時34分
汚染水タンク堰内の水、排出基準示す 東電、台風接近で

 【木村俊介】台風26号の影響で、東京電力福島第一原発の汚染水タンクを囲む堰(せき)内にたまった水があふれるおそれがあることから、東電は15日、原子力規制委員会に、どういう条件を満たせば水を外に流すかの暫定的な排出基準値を示した。ただ、規制委側から注文がつき、見直し作業を急いでいる。

 15日午後に開かれた規制委の汚染水対策の作業部会で明らかにした。基準値は、セシウム134が1リットルあたり20ベクレル未満、セシウム137が同30ベクレル未満、ストロンチウム90が同10ベクレル未満。これらを含む水を毎日2リットル飲んでも、1年間の被曝(ひばく)線量が1ミリシーベルトを下回ることから基準とした。堰内にたまった水は一時貯蔵タンクに移して放射性物質を計測し、基準値を下回ることを確認してから排水する。

 だが規制委側は「トリチウム(三重水素)などの値は考慮しないのか」と指摘。排出する水に3種類以外の放射性物質が含まれていた場合、年間1ミリシーベルトを超える可能性があるとして、再検討を求めた。

 9月15日には台風18号の影響で堰から水があふれた。10月2日には堰内の水を回収中に堰外に汚染水が漏れる問題も起き、一部は海に流出した。

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