2014年10月8日水曜日

維新の党:早くも不協和音 民主党との距離感で (毎日新聞)

毎日新聞
維新の党:早くも不協和音 民主党との距離感で
毎日新聞 2014年10月06日 23時54分(最終更新 10月07日 11時17分)

 先月22日に結党した維新の党で民主党との距離感を巡って早くも不協和音が出ている。野党連携を重視する江田憲司共同代表に対し、大阪都構想などで安倍政権の後押しを期待する橋下徹共同代表(大阪市長)は民主に批判的な立場。党内の「東西対立」は新党でも解消されていない。

 江田氏は民主党の海江田万里代表と今国会での連携を確認したのに続き、4日にはテレビ番組で野党再編後の新党名を「民主自由党」(民自党)とする構想まで明らかにした。

 しかし、大阪選出の維新衆議院議員は「100%あり得ない」と即座に反発。松井一郎幹事長(大阪府知事)も6日、「江田さん個人の考え。党として議論したことはない」と突き放した。橋下氏は「一部の民主党国会議員は維新をぼろくそに言っている。握手は無理」と江田氏への対抗心を隠さない。

 こうした中、江田氏は6日夜、BS11の番組で橋下氏との路線の違いを問われ、「全然違わない」と火消しに努めた。

 一方、民主党の支援団体の連合には、労組と対決姿勢をとる橋下氏への警戒感が根強い。古賀伸明会長は6日夜のBSフジ番組で、次期衆院選での維新との選挙協力について「今の状況ではできない」と明言した。【葛西大博、林由紀子】

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