IMFは今年の日本の経済成長率予想を0.9%とし、7月時点から0.7ポイント引き下げた。先進国の中で最も大きな下方修正に ──IMFの日本成長率予想、先進国で最大の下方修正に http://t.co/5S3fzbeFh1 pic.twitter.com/rzxbiBqQ5Z
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2014, 10月 8NHK
日本の成長率予測を大幅に下方修正
10月8日 5時13分
IMF=国際通貨基金は最新の世界経済の見通しを公表し、日本のことしの成長率の予測について、消費税率引き上げ後の落ち込みが大きかったとして、これまでより0.7ポイント低いプラス0.9%に大幅に下方修正しました。
IMFは、7日公表した最新の経済見通しで、ことし世界経済全体の成長率を7月時点の予測より0.1ポイント低いプラス3.3%に修正しました。
日本については4月の消費税率引き上げ後の個人消費や投資の落ち込みが大きく、輸出も伸び悩んだため、0.7ポイント低いプラス0.9%に大幅に下方修正しました。
ただIMFは、日本経済の落ち込みは一時的でことし後半からは緩やかながら回復していくという見方は維持し、成長力を高める構造改革を着実に実行し、来年10月に消費税率を予定どおり10%に引き上げるよう促しました。
このほかデフレ懸念が広がるユーロ圏の経済について先進国で最も弱いと指摘し、予測を0.3ポイント下げて0.8%のプラスに下方修正しました。
一方、景気回復が続くアメリカについては、0.5ポイント高い2.2%のプラスに上方修正しました。
IMFは世界経済の先行きについて、アメリカの金融緩和の転換で金融市場が混乱するおそれやユーロ圏や日本の伸び悩み、それにウクライナや中東情勢を巡る緊張の高まりなどで、これまでより不透明になっているとして、各国に成長を重視した政策の実行を求めています。
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