2011年6月15日水曜日

「地震や津波が想定される沿岸部に十分な手を打たずに原発を建設したことは、(日本の)評判を傷つけた。」(リー・クアンユー)

元のシンガポール首相のリー・クアンユーの原発事故評が6月15日付け「朝日新聞」にあった。

事故は、とっくに日本に見切りをつけた彼の日本離れにますます拍車をかけたようだ。

品質、安全が僅かに残った日本の「売り」だったんだけど、日本の評判は大きなダメージを受けた。
「想定外」の自然災害のためと言っても、そんなことは通じない。
地震国ならば、それに備えるのはあたりたり前ということだ。

リー氏が条件付きながらも原発を容認していることも、注目に値する。

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問 (原発事故には人災の側面もあります)

地震や津波が想定される沿岸部に十分な手を打たずに原発を建設したことは、日本は慎重かつ周到な計画をするという評判を傷つけた。

・・・(略)

問 (社会の安全を犠牲にすることのないエネルギー供給確保の問題)

「難しい問題だ。石炭、天然ガス、石油以外のエネルギー源が見つからないのであれば、原子力しか代替エネルギーはない。」

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