久しぶりに北の丸公園に行った。
カワヅザクラが八分咲き。
*
ねがはくは 花のしたにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ
と詠んだ西行が、
文治6年(1190)2月16日に、河内弘川寺で73歳の生涯を終えた。
西行は、自身が望んだ通りに旧暦2月の桜の頃に逝ったということになる。
*
その数日前の(今年の)2月12日、父が84歳で逝った。
*
さまざまの 事おもひだす 桜かな (芭蕉)
*
このカワヅザクラは、様々な事を思い出させるものになりそうだ。
*
*
*
西行はまた、
今よりは 花みん人に 伝へおかん 世を逃れつつ 山に住まへと
とも詠んだ。
*
「★四季のうつろいインデックス」 「★東京インデックス」をご参照下さい。
*
0 件のコメント:
コメントを投稿