今日は憲法記念日なので、大学のゼミで樋口陽一先生が仰っていた有り難いお話を受け売りでしよう。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2014, 5月 3
それは日本国憲法が米国によって押しつけられたものなのか否か、に関するもの。僕はゼミ発表で「日本国憲法制定史」をやり、結論として「制定過程から見て押しつけ憲法とは言えない」と言った。ところが、樋口先生は「押しつけ憲法ではないのか。」と仰られた。正直びっくりした。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2014, 5月 3
僕が口ぱくぱくしていると、樋口先生はさらに続けて、「問題は、誰に対して押しつけられたか、ではないのか。そして、日本国憲法は、日本の支配者たちにこそ、押しつけられたものではないのか。」と言った。その言葉を聞いて、なるほどな~、と思った。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2014, 5月 3
日本国憲法は人類普遍の価値をあらわしたものであり、押しつけられたのは日本の支配者なのだ。問題は、我々日本国民が人権、国民主権、平和主義、三権分流というような人類普遍の価値を押しつける側に回るのか、押しつけられる側に回るのかなのだ。そして、安倍首相が押しつけられた側なのは明らか。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2014, 5月 3
樋口先生の発言は、日本国憲法制定時の国民世論の実際も知っている憲法学者としての、的確な指摘なのだろう(と、今になって思う)。今を生きる我々が求められているのも、日本国憲法の価値観を選び取ってそれを押しつける側に回るのか、安倍や橋下のように押しつけられる側に回るのか、なのだ。
— 渡辺輝人 (@nabeteru1Q78) 2014, 5月 3
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