2017年9月6日水曜日

「これはいい手だと思って指す手は、あまりいい手じゃないことが多いんですね。」(羽生善治) (鷲田清一『朝日新聞』折々のことば2017-08-28)

これはいい手だと思って指す手は、あまりいい手じゃないことが多いんですね。
羽生善治

 いい手と思って指す手は、相手にしても狙いが明確なわけで、可能性の幅は広がらない。
感覚的に確信のもてない手、ということはにわかに読みのきかない意外な手の応酬のほうが、将棋では深みのある名局になりやすいと、棋士は言う。
人との語らいも思わぬ展開になる時が楽しい。
細胞生物学者で歌人の永田和宏の対談集『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』から。

(鷲田清一『朝日新聞』折々のことば2017-08-28)

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