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置き去りにされる、“40代非正規“の貧困と孤立“
河合薫 | 健康社会学者
2014年5月22日 15時21分
「助けて」と言えずに孤独死する、“就職氷河期世代”の存在が、以前、問題視されたことがある。
そんな彼らも、40代。
正社員化や、賃金アップなど、“非正規社員に光”があたり始めたような報道が、最近、増えつつあるが、ミドルの非正規社員を取り巻く環境の厳しさは、あまり知られていない。
先日、独立行政法人労働政策研究・研修機構が行った「壮年非正規労働者の仕事と生活に関する研究」の結果が、公表された。
「若年非正規労働者(25~34歳)の相対的貧困率が、23.3%と5人に1人であるのに対し、壮年男性(35歳~44歳)では3人に1人(31.5%)。つまり、40代に突入した“氷河期世代”は、若い人たちより貧困率が高い」
こんな厳しすぎる状況が明らかになったのである。
(略)
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