月下美人、はかなき大輪 京都府立植物園
一晩だけ咲き、散ってしまう月下美人が２７日、京都府立植物園（京都市左京区）の昼夜逆転室で開花し、訪れた市民がはかなく美しい、純白の大輪に見入った。
月下美人はサボテン科の多年草で中南米原産。通常は夜に開花する。昨年オープンした昼夜逆転室では、時計を８時間進めた状態で光を当て、開花を調整している。４日前につぼみがふくらみ、同室に入れた。
２７日は午前１１時ごろ、いずれも直径約１５センチの２輪が開花し、甘い香りを漂わせた。奈良県香芝市から訪れた谷野恵美子さん（５４）は「初めて見た。真っ白であんなにきれいだとは思わなかった」と話していた。園によると２８日も３輪開花するとみられるという。有料。
【 2014年05月28日 08時51分 】
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