佐賀新聞
武雄市図書館、施設・設備劣化調査へ
2014年05月27日 21時17分
武雄市教委は、市図書館・歴史資料館の施設・設備の劣化調査に乗り出す。2000年10月に開館後、経年劣化が進んでおり、建物の雨漏りや防水、空調、浄化槽などを点検し、改修計画を作成する。6月補正予算案に業者への劣化診断調査委託料200万円を計上している。
市図書館は昨年4月、TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となってリニューアルオープンした。そのため市は12年度に4億5千万円かけて改修を行った。市教委によると、この時は新装オープンに向けた改修で、「時間的余裕があまりなく、施設の全面的な点検はしていない」という。
2000年の開館後、これまでは応急措置で対応していた。新装オープン後も屋根の雨漏りが若干あるなど、小規模な不具合も発生しており、市教委は「今後、長く活用していく上で補修が必要で根本的なメンテナンスをする。CCC側とも協議した上で決めた」という。
一定期間、調査をし、その後に改修の工程表を作成、実際の工事に入る。改修費用は管理者として市が負担する。市教委は「来館者の安心のためにやるもの。新装オープン後、開館時間の延長、年中無休で来館者も多く、施設に負荷もかかっている。早めに手を打たないといけない」と話している。
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