2014年6月9日月曜日

年収250万…早稲田大の非常勤講師らが、大学を刑事告発 突然の雇い止めの実態 (林克明)

Business Journal
年収250万…早稲田大の非常勤講師らが、大学を刑事告発 突然の雇い止めの実態
文=林克明/フリージャーナリスト

 6月27日午後5時から、早稲田大学本部構内10号館1F大教室で「大学における貧困、学費・奨学金・非常勤」(仮題)と称してシンポジウムが開催される。大学関係者だけでなく、希望者は誰でも参加できる。
 今回のシンポジウム開催のきっかけは、非常勤講師を5年で雇い止めとする就業規程を早大が強行制定したことだ。
 この方針に反対する非常勤講師らのリアルな活動を描いた『ブラック大学 早稲田』(同時代社)の著者として、筆者もパネラーとして招かれている。
 2013年3月末、突然、非常勤講師を5年で雇い止めにするという就業規程が非常勤講師らのもとに送られてきた。そうでなくとも首都圏大学非常勤講師組合などの調査によると、非常勤講師の平均年収は300万円そこそこで、そのうち250万円未満が4割もいるといい、彼らにとっては死活問題だ。

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●1200万人の有期雇用労働者に影響する可能性

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●前代未聞の偽装選挙

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●組合員が12倍に

 低報酬に加えて雇用さえ失われようとした非常勤講師たちは立ち上がった。5年雇い止めの就業規程が施行された時点では早稲田ユニオン結成準備会メンバーは10人だったが、次々に組合員を増やし、13年9月の結成大会で100人、年末には120人に達した。
 
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●貧困を生み出す学費値上げと奨学金

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 ご興味を持たれた方は、ぜひご参加いただきたい。

【大学における貧困、学費・奨学金・非常勤】(仮題)

・日時:6月27日(金) 午後5時
・場所:早稲田大学(早稲田キャンパス10号館1F大教室)

・パネラー
宇都宮健児弁護士(元日弁連会長・反貧困ネットワーク代表) 
岡山茂・早稲田大学政経学部教授(専任教員組合委員長、『ハムレットの大学』新評論・著者)
林克明(フリージャーナリスト『ブラック大学 早稲田』同時代社・著者)
大内裕和・中京大学教授(奨学金問題対策全国会議代表) 

・問い合わせ先daigaku_hijoukin@yahoo.co.jp首都圏大学非常勤講師組合

(文=林克明/フリージャーナリスト)




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