2012年5月28日月曜日

「浮き足立ち社会」「タイムリミット症候群」(加藤典洋・内田樹対談)と、前原の恫喝「大飯原発タイムリミット近い」


現代ビジネス
加藤典洋×内田樹
「この国の未来原発と橋下を語ろう」
徹底討論 迷えるニッポンはどこへ行くのか


の冒頭は、こうだ・・・。

「時間がない」という脅迫
加藤 
今の日本社会を一言で言うと、「浮き足立ち社会」になるでしょう。たとえば原発の再稼働。原発全停止が実現すると「夏に電気が足りなくなるぞ」とまずタイムリミットを置き、人を急き立て、浮き足立つ形で国論を二分する大問題が提起されています。これが最近の特徴ですよね。


内田
「原発がなければ生きていけない」と言っていますね。冷静に考えれば、そんなわけないのに。
(略)
内田
「待ったなし」という誰が決めたかわからないタイムリミットだけあって、「もう時間がない、残された選択肢はこれしかない」と迫る。時間がないことを言い訳にして、考える義務を自己免責している


加藤
これは原発再稼働に限った話でなく、普天間問題でもそうでした。アメリカの議会から「タイムリミットだ」と責められていると言って、その間はメディアも大騒ぎをした。でもアメリカが「普天間問題とグアム移転を分けて考える」と決めると、あっさりタイムリミットが外れ、憑きが落ちたようにもうメディアも扱わなくなる。沖縄の状況は変わらないのですが。
こうした「タイムリミット症候群」の背景に、・・・・(略)

・・・と、ここまで、読んで、気がついた前原氏の恫喝


MSN産経ニュース
前原氏、大飯原発再稼働「タイムリミット近い」
2012.5.27 20:55
民主党の前原誠司政調会長は27日のNHK番組で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題について「7月が猛暑になる前提に立てば、そろそろタイムリミットだ。再稼働を決めても動きだすまで約6週間かかる」と述べ、近く最終判断する必要性を強調した。だが再稼働をめぐっては、政府と関電の筆頭株主である大阪市の橋下徹市長らとの足並みがそろわず、実際夏に間に合うかは不透明だ。
 前原氏は、政府が今夏の関電管内の節電目標を15%に設定したことについて、「大飯原発が再稼働しなかったという前提だが、再稼働する準備をしておきながら、しなかった場合は節電というのは矛盾を感じる」と指摘した。その一方で「コロコロ変わる数字に不信感を持たれており、ぶれないことが大事だ」とも述べ、あくまで再稼働を前提に対策を講じる考えを示した。
最終判断の時期に関しては、6月27日に開かれる関電の株主総会を踏まえ、「そこまで先とは思っていない」と述べた。
 これに対し、自民党の茂木敏充政調会長は「政府の姿勢は安全より需給対策が前に出過ぎている」と批判した。公明党の石井啓一政調会長も「国民に理解を求めるプロセスが欠けている」と語った。
 再稼働をめぐっては、野田佳彦首相が24日の国会答弁で、「真夏になってからの判断では、企業もいろいろ準備がある」と述べ、近く関係4閣僚会合で最終判断する方針を示している。
 橋下氏は夏の電力需要のピーク時に限る「臨時稼働」を提案したが、藤村修官房長官は「需給の厳しさだけを踏まえた稼働を念頭に置いていない」と拒否するなど、事態打開の糸口はみえていない。


薄っぺらな政治家だ。
この人、何かやり遂げたことあるのか?
京都は選挙区なのにね。


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