2013年10月27日日曜日

「ジャーナリストの岩上安身氏、「(秘密保護)法案の本質は外国(米国)に特定秘密を提供できるとした第九条」「「国民は目と耳を塞がれて米国の戦争に加担。主権が米国に握られてしまう」

東京新聞
秘密保護法案の撤回を 岩上安身氏が市川で講演    
2013年10月27日

 国会で特定秘密保護法案の審議が始まるのを前に、ジャーナリストの岩上安身(いわかみやすみ)氏が二十六日、市川市内で講演し、「米国の戦争を遂行するための法律だ」と、法案の撤回に向けて呼びかけた。

 岩上氏は「法案の本質は外国(米国)に特定秘密を提供できるとした第九条にある」と指摘。「知る権利」の制約だけでなく、特定秘密とされる情報が米国には伝わる可能性を挙げ、「国民は目と耳をふさがれて、米国の戦争に加担することも。主権が米国に握られてしまう危険性がある」と訴えた。

 さらに、集団的自衛権解釈見直しや環太平洋連携協定(TPP)参加も日米同盟を背景に進められているとし「米国の意向を尊重する限り、脱原発はありえない」と強調した。

 講演は脱原発・市川市民の会が主催し、七十人以上が参加。同会共同代表の柳沢泰子さん(70)は「国民生活を阻害する法案だとあらためて危機感を覚えた。阻止するために声を上げていきたい」と話した。

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