2014年3月5日水曜日

再論 福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない……伊東良徳 (『科学(電子版)』第84巻第3号 2014年3月)

2014年3月号電子版論文
『科学(電子版)』第84巻第3号,e0001頁,2014年

再論 福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない……伊東良徳  e0001
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東京電力福島第一原子力発電所の電源喪失が津波到達後におこったのかどうか。この点は,原子力発電所がどのような備えをもつべきかに関する,非常に重要な論点です。伊東氏の論考は,緻密な論証により,津波到達時刻以前に電源が失われたことを示し,東京電力の主張を論破します。題名に「再論」とあるのは,本誌2013年9月号掲載の同名の論考をさらに深めたものだからです。本稿では,東京電力との主張の相違点を明確にし,東京電力の主張の不合理さをより一層浮き彫りにしています。福島原発事故の検証を独自に行っている新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会において本論文が注目されており,今後の議論が注目されます。今回の論文公開は,本誌の社会貢献活動として,無料で行います。





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