2019年10月16日水曜日

被害収まらぬ中飛び交う「ダム翼賛論」が間違いである理由(牧田寛);「ただし書き操作(緊急放流)は、ダムが治水機能を失うことを意味し、ダムは『ダムを守る』ことに専念します。…基本的に『下流が大洪水で人が死のうと町が沈もうと、ダムのみを守る』という事を意味します。」 / 八ッ場ダムが本格運用されていれば、今回の台風で緊急放流を行う事態に / 「やっぱりダムは必要だ」と怒っている人に伝えたい「日本の治水と政治の関係」 / 田中康夫氏 脱ダム批判受け反論   



10月14日に報じられたところによると、同時多発的にただし書き操作に陥った関東一円の6カ所ダムは、事前の放流による水位低下を行っていなかったとのことです*。これは多目的ダムの治水ダムとしての運用上の致命的な欠陥を意味します。ダムの治水機能と利水機能は、本質的に相反する矛盾した存在で、事前放流の失敗による異常高水(たかみず)や渇水(かっすい)はこれまでにも数限りなく生じてきたことです。
<*ダム緊急放流、水位調節は実施されず 国交省、対応調査へ2019/10/14 神奈川新聞

 これは、現場の国交省技官に無意味かつ過大な負担となっています。矛盾し、合理性から著しく乖離した長年の極端なダム偏重治水行政による宿痾です。そのうち自殺者を出しかねない、このような愚劣で歪んだ前例踏襲政策からは脱却せねばなりません。









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