東京 横網公園 2013-09-20
*1773年(安永2)
9月1日
・ロンドン、ボストンから来た黒人奴隷フィリス・ホイートリー(20)、詩集「宗教の道徳のさまざまなことについての詩」出版。
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9月8日
・モーツアルト、ウィーンから母へ手紙。
「ヴォルフガングは手紙を書く暇がありません。何もすることがないからです。蚤を取っている犬のように、部屋の中でぐるぐる歩き回っています。 」
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9月17日
・[露暦9月6日]プガチョフの反乱
ヤイーツキー・ゴロドーク近郊の村、ドン・コサック出身エメリヤーン・プガチョフ(33)が率いる民衆が反乱。
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9月25日
・モーツアルト父子、ウィーン出発
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9月26日
・モーツアルト父子、ウィーン旅行よりザルツブルクに戻る
弦楽四重奏曲(第12番)変ロ長調(K.172)、(第13番)(K.173)作曲。
この頃、モーツアルトの生まれたゲトライデ・ガッセ9番地(家主ハーゲナウアー)からハンニバル・プラッツ(現在のマカルト・プラッツ8番地)に引っ越し、24歳まで住む。
以前の住人から「舞踏教師の家(タンツマイスターハウス)」と呼ばれ、現在のモーツァルト博物館。
秋の頃、
サリエリの「ヴェネチアの市」の第2幕フィナーレ主題によるクラヴィーアのための6つの変奏曲ト長調(K.180(173c))、エジプトの王ターモス」のための2つの合唱と5つの幕間音楽(K.173d)作曲(翌年4月4日ウィーンで初演。後1779年ベーム劇団がザルツブルクで上演するとき書き直し)。
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9月後半
・モーツアルト、レチタティーヴォとアリア「それゆえに大切なことは/高きを求め」(K.143(73a))作曲。
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10月
・御所の賄方役人、私曲を働いた罪で投獄
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・飛騨大原騒動
新規運上と検地実施。
代官大原彦四郎、江戸老中松平右京大夫へ賀籠訴の農民70人入牢。
入牢の農民解放要請のため代官所へ納める米などを止める。
益田村が従わないため宮村に集結。
20日、大野郡・吉城郡3~4万、陣屋へ強訴。
22日、5~6千強訴。
29日、代官所、郡上青山家に救援依頼。第1陣1,340人の兵士、高山着。
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・後の11代将軍家斉となる豊千代、一橋家に誕生。父一橋家の徳川治済(はるさだ)、母一橋家奥御殿中臈お富。
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10月3日
・モーツアルト、交響曲(第24番)変ロ長調(K.182(173dA)作曲(レオポルト合本第5番)、
5日、シンフォニー ト短調 (第25番)(K183=K173dB) <小短調>(レオポルト合本第6番)、「情熱的でペシミスティックな気分が、最も強烈に表現されている。」(アーベルト)、作曲。
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10月6日
・シャルトル公ルイ・フィリップ、オルレアン公ルイ・フィリップの長子として誕生。フランス王国最後の国王。
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10月14日
・ポーランド、議会、国王直属の国民教育委員会設置、イエズス会財産の世俗化、協会独占に代わる啓蒙主義的教育
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10月16日
・北米、フィラデルフィアで茶条例抗議集会開催。
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11月
・フランス、アルトワ伯爵とサルディーニャ王ヴィットリオ・アメデオ3世の王女マリー・テレーズが結婚。
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11月2日
・飛騨大原騒動。
郡上青山家の援軍第2・3陣、着。
14日、青山家兵士、宮村攻撃、124人捕縛。
17日、苗木藩兵、到着。
19日、岩村藩兵、到着。
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11月5日
・(露暦10月25日)ペテルブルクを訪れたディドロ、科学アカデミー名誉会員に選ばれる。
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11月18日
・幕府、事情視察のため江坂、布施、甲斐氏派遣、岩村、富山両藩に出兵命令
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11月26日
・安永飯山騒動。信濃・飯山藩領の農民、不作と御用金過重賦課に反対して強訴。
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12月
・手島堵庵「会友大旨」上梓。心学者の修行・修養について機構・規範を定め、各地の心学者の為に展開した組織論。
堵庵の教化組織は、梅岩の時の門弟のゼミナールに対して、「会輔」と名付け、師を中心に心学を志す者の特定の課題に応答するゼミナールに変える。
会輔の運営は、会友司・輔仁司・都講の三役で行ない、研究書に四書・近思録・小学・都鄙問答・斉家論を用い、友と一緒に討論し学習する。三役は学頭ではなく、心学舎運営総括者の都講でさえ、通達の便宜の為であり、進学の助けにならない人は避けるという。
1785(天明5)年迄に「会輔」の拠点として設けられた講舎は全国に22舎あり、堵庵の足跡は、7ヶ国、14都邑、会輔会61、更に14ヶ国3都、49ヶ町村に達す。
心学は教義としては比較的簡単で、職業に従事しながら修得でき、三舎の印鑑をうけ、講師にもなりえる。さらに、彼の養成した門下の道友が更に心学を普及させる。
後、心学者を装う者や未熟な者により心学への評価が下がる事を考慮して、教化活動統制を図る。
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・モーツアルト、弦楽五重奏曲変ロ長調(K.174)、クラヴィーア協奏曲(第5番)ニ長調(K.175)、16のメヌエット(K.176)、クラヴィーアのための8つのメヌエット(K.315a(315g))、ミサ・ブレヴィスト長調(K.140(Anh.C1.12))、ディヴェルティメントニ長調(K.320B)、4手のクラヴィーアのためのフーガト短調(K.401(375e))(断片)、4手のクラヴィーアのためのソナタ変ロ長調(K.358(186c))、交響曲ニ長調(K.161/163(141a))、作曲。
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・フランス、フォン・フェルセン伯爵、パリ社交界に華々しくデヴュー。
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12月2日
・飛騨大原騒動。
大垣藩兵、到着。
高原郷で岩村・苗木藩兵により73人逮捕。古河郷で89人逮捕。首謀者17人処刑・13人遠島。
10日、諸藩兵、帰国。
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12月16日
・北米、ボストン茶会事件
ボストン港停泊のイギリス船で開かれた茶会。インディアンに変装した植民地人が東インド会社の茶箱342箱を海中に投げ捨てる。
1774/3、イギリスはボストン港を閉鎖処分。アメリカ独立戦争の契機の一つ。
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12月24日
・ベートーヴェンの祖父のルードヴィッヒ、没
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