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東電社長“コントロール”追認、汚染水問題で閉会中審査
TBS系(JNN) 9月27日(金)18時47分配信
福島第一原発の汚染水問題で、国会がようやく審議を行いました。安倍総理がオリンピック招致演説で「状況はコントロールされていると発言したことについて」、東京電力の広瀬社長は「同じ意見だ」と足並みをそろえました。
「汚染水対策の問題については、新たなご心配、ご不便をおかけしてるということで、本当に申し訳なく思っているところです」(東京電力 広瀬直己社長)
行き先の見えない福島の汚染水問題。国会がこの問題を初めて取り上げました。会期中ではないため、「閉会中審査」という形をとって行った審議。その発端は・・・。
「状況は制御されています」(安倍晋三総理大臣 ブエノスアイレス・9月7日)
オリンピック招致の山場で大見得を切った安倍総理。ところが、直後に東電の幹部や猪瀬都知事が「制御できていない」と発言。ことの真偽を確かめるために、国会が乗り出したのです。
「総理大臣のおっしゃった外への影響、海への影響という意味については、しっかりコントロールできていると思っている」(東京電力 広瀬直己社長)
広瀬社長はこのように述べて、総理と足並みを揃えました。しかし・・・。
「1号機と2号機の間のちょうど正面、やや右側に(平成)23年4月2日、(汚染水の)漏えい確認がございました。どういうふうに水が流れて、どこでどういうふうに汚染されて、汚染源がどうなのかというのは、完全にはまだまだつかみきれていない。もぐらたたきのような状態が相変わらず続いている」(東京電力 広瀬直己社長)
未だ汚染水問題の全容を把握できず、その場しのぎの対応に追われていることを認めた格好の広瀬社長。当面は、できることから対策を進めていると力を込めます。
「増設アルプスというのは、1つ目と全く同じ物をもう1系統作ろうと。こうしたことでどんどん(汚染水の)処理量を多くして、少しでもキレイにして、ためざるを得ないのであればキレイな形でためようと」(東京電力 広瀬直己社長)
(27日17:11)
最終更新:9月28日(土)9時47分TBS News i
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コントロールできている 汚染水問題で東電社長
東京電力の広瀬直己社長は27日、福島第1原発の汚染水問題をめぐり、安倍晋三首相が五輪招致演説で「状況はコントロールされている」と発言したことに関し「海への影響はしっかりコントロールできている」と述べた。汚染水問題の深刻化で首相発言への批判も出ているが、見解に相違がないとの姿勢を強調した。衆院経済産業委員会の閉会中審査で答えた。
この日は汚染水問題に「前面に立って対応する」とした政府側は出席しておらず、今後の対策などに関する具体的な議論は深まらなかった。
30日に茂木敏充経産相と原子力規制委員会の田中俊一委員長が出席し、引き続き審議する。
2013/09/27 19:33 【共同通信】
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