2013年6月17日月曜日

自民党の高市早苗、「原発事故による死亡者は出てない。再稼動目指す」。 → 加藤登紀子さん怒る。「流石に私も、これには黙っていられない!」 → 「誤解されたのならしゃべりかたが下手だった」と釈明 → 野党は辞任要求 → 発言撤回 → 「撤回しても許されない」の声 → 一転陳謝 幕引き図る ← いくら言い繕っても本音は隠せないゾ

【6月20日追加↓】
・高市氏、一転発言を陳謝 参院選前の幕引き図る? 
・高市氏に批判の声「撤回しても許されない」
・「誤解されたのならしゃべりかたが下手だった」と釈明
・野党、高市氏辞職要求 自民からも批判

朝日新聞  2013年6月17日18時2分
「原発事故による死亡者は出てない」自民・高市政調会長

自民党の高市早苗政調会長は17日、「事故を起こした東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況ではない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない」と原発の再稼働を目指す方針を改めて強調した。

参院選公約の最終案では、再稼働について「地元自治体の理解を得られるよう最大限の努力をする」と推進する考えを盛り込んでいる。高市氏は産業競争力の維持には電力の安定供給が不可欠としたうえで、「原発は廃炉まで考えると莫大(ばくだい)なお金がかかるが、稼働している間のコストは比較的安い」と語った。











「原発事故で死んでない論」は許されない
(東京新聞「こちら特報部」8月12日)


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自民党の高市政務調査会長、「私自身は、『侵略』という文言を入れている村山談話にしっくりきていない」と述べる。 『安倍談話』は「村山談話とは、またちょっと表現が違うものになると思う」とも。 「党に迷惑がかかったのならおわびする」 「私の考え方は変わらない」

自民党の高市早苗政調会長、東京裁判をめぐり、「国家観、歴史観に関し安倍首相は(歴代内閣と)違った点もある」と述べる。

「橋下発言」と「高市早苗自民党政調会長の村山談話否定コメント」が同列視された上で、日本の保守派の「ホンネ」だとされ、全体としては安倍政権への疑念という形に集約されています。

村山談話見直し主張 高市早苗政調会長なんて、本当に分かって話をしているのだろうか。 非常に大事な談話で、歴代の政権がきっちりと継承するのは当然。(古賀誠・元自民党幹事長)

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テレビ東京  6月18日
「原発事故死者いない」発言釈明

「誤解されたのならしゃべりかたが下手だった」と釈明しました。自民党 高市政調会長「被ばくによって、それを直接の原因として亡くなった方はいないが、安全基準は最高レベルのものを保たないといけないと伝えたかった」。自民党の高市政調会長は、福島第一原発事故による死亡者が出ていないことを引き合いに原発再稼動に意欲を示した自身の発言について、きょう訂正に追われました。参議院選挙を前に、野党だけでなく党内からも非難の声が上がっています。


朝日新聞2013年6月18日12時26分
「高市氏発言は事実誤認」野党批判 菅官房長官は擁護

自民党の高市早苗政調会長が「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」などとして原発再稼働を目指す考えを示したことについて、福島県出身の荒井広幸・新党改革幹事長は18日、国会内で記者会見を開き、「事実誤認だ。避難中に亡くなられた人がいる。実態を直視できていない」と批判した。

一方、高市政調会長は同日、国会内で記者団に「福島の原発事故では、被曝(ひばく)が直接の原因で亡くなった方はいないが、安全基準は最高レベルを保たなければいけないということをお伝えしたかった」と釈明。菅義偉官房長官も会見で「前後を見るとそんな問題になるような発言ではなかった」と問題視しない考えを示した。


TBS 最終更新:2013年6月18日(火) 18時41分
高市氏、原発“死者出ていない”発言と再稼働の関連否定

自民党の高市政調会長が、福島第一原発の事故で「死亡者が出ている状況ではない」などと発言したと一部で報道された問題で、高市氏は「原発の再稼働と死者が出ていないことを結びつけた話ではない」と説明しました。

自民党の高市政調会長は17日、兵庫県内の会合で福島第一原発の事故に関連して、「事故によって死亡者が出ている状況ではない」などと発言したと一部で報道されましたが、18日午前、高市氏は記者団に次のように説明しました。

「福島の原発事故では被ばくによって、それ(被ばく)を直接の原因として亡くなった方はいないけれど、安全基準は最高レベルのものを保たなければならないということを伝えたかった」(自民党・高市早苗 政調会長)

高市氏は、「もしかしたら、私のしゃべり方が下手だったかもしれない」「原発の再稼働と死者が出ていないことを結びつけた話ではない」と説明しました。

「政治家は誤解をされるようなことのないように、それぞれ個人が気をつけないとならないのかなというふうには思います」(菅義偉 官房長官)

菅官房長官は、午後の会見でこのように述べたうえで、「前後をみれば、高市氏の言おうとしていた意図と違って報道されている」と指摘しました。(18日17:05)




琉球新報
野党、高市氏辞職要求も 政府与党に懸念
2013年6月18日 

野党幹部は18日、東京電力福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示した自民党の高市早苗政調会長の発言に対し「政調会長と政治家を即刻辞めるべきだ」(みんなの党の江田憲司幹事長)などと一斉に批判を強めた。政府、与党は参院選や東京都議選への影響に懸念を深めた。
公明党の山口那津男代表は会見で「今なお故郷に帰れない方々が大勢いる中、被災者に共感を持たなければならない。被災者の苦労や苦痛をいかに解消するかに全力を挙げなければならない」と苦言を呈した。
(共同通信)

時事ドットコム
野党、高市氏の辞任要求=自民からも批判

自民党の高市早苗政調会長が原発再稼働をめぐり「原発事故で死亡者が出ている状況ではない」などと発言した問題は18日、与野党に波紋を広げた。野党各党は高市氏の辞任要求を含め激しく反発。与党内からも東京都議選や参院選への影響を懸念し、批判の声が上がった。

民主党の細野豪志幹事長は衆院議員会館で記者団に対し、政府が認定した福島県内の「震災関連死」が1400人近くに上ると指摘した上で、「この数字を踏まえることができない人は政権を担う資格がない。与党の政調会長失格だ」と述べ、辞任を促した。海江田万里代表も党の会合で「自民党幹部の発言には、命を軽んじる発言が多く見られる」と批判した。

日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は市役所での会見で、「死亡者が出ていなくても、精神的被害など計り知れない被害がある。今の日本では原発推進は目指すべき道ではない」と指摘した。みんなの党の江田憲司幹事長は国会内での会見で「高市氏は即刻、政調会長、政治家を辞めるべきだ」と強調した。

共産党の市田忠義書記局長は東京都内の街頭演説で「高市氏は福島県民の前で(同じことを)言えるのか。こんな人物に政党幹部を務める資格はない」と切り捨てた。

一方、自民党の小泉進次郎青年局長は国会内で記者団に、「被災者の立場、苦しい環境に思いをはせ、国の責任を踏まえた上で発言しなければならない」と苦言を呈し、同党の溝手顕正参院幹事長も会見で、「人が死ぬとか死なないということと(再稼働問題を)一緒にすることはない」と述べた。公明党幹部も「被災者の実態が分かっていない」と批判した。

高市氏は同日、国会内で菅義偉官房長官と会い、自らの発言について釈明した。(2013/06/18-19:19)


YAHOOニュース
高市氏、原発発言を撤回 自民福島県連は党本部に抗議文
朝日新聞デジタル 6月19日(水)12時23分配信

自民党の高市早苗政調会長は19日、「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」と述べた自らの発言について「福島のみなさんがつらい思いをされ、怒りを持ったとしたら申し訳ないことだった。おわび申し上げる」と謝罪した。そのうえで「私が申し上げたエネルギー政策のすべての部分を撤回する」と語った。

党本部で記者団に語った。高市氏の発言をめぐっては、福島県内のほか、与野党から批判が噴出。党福島県連は19日、党本部を訪れて、発言の撤回と県民への謝罪を求める抗議文を提出した。

朝日新聞社




朝日新聞
「高市発言」、自民幕引き急ぐ 福島の反発強く

自民党の高市早苗政調会長が「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」とした自身の発言の撤回と謝罪に追い込まれた。福島の反発も強く、ダメージを広げないため政権として幕引きを急いだ結果だ。

菅義偉官房長官は19日の記者会見で、欧州訪問中の安倍晋三首相からの指示内容を明らかにした。

「首相からは『発言に注意し、政調会長としての職務にこれからもしっかり努めるように』との話があり、高市氏に伝えた」

日刊スポーツ
高市氏に批判の声「撤回しても許されない」

自民党の高市早苗政調会長が東京電力福島第1原発事故で死者が出ていないなどとした発言を撤回した19日、識者からは「政治家としての資質に問題がある」「撤回しても許されない」と厳しく批判する声が上がった。

明治学院大の川上和久教授(政治心理学)は「与党の政調会長が震災関連死について知らないはずがないし、知らなかったとしたら問題外だ。どんな文脈であれ、言っていいことと悪いことの判断ができておらず、政治家としての資質に問題がある」と厳しい。

さらに「発言は有権者に『自民党は気が緩んでいる』『おごっている』という印象を与えた。支持率が高いのですぐに影響はなくても、今後、ボディーブローのように効いてくるだろう」と指摘した。

原子力資料情報室の沢井正子研究員は、原発に近い病院で救助が遅れて寝たきりの患者が亡くなったり、被災者が自殺したりした例を挙げ、「原発事故の実情を何も学んでいない。発言を撤回して許される問題ではなく、政治家を辞めるべきだ」と批判した。(共同)

[2013年6月19日18時17分]

こんな人も(↓)

livedoorNEWS
市氏が陳謝、首相は辞任不要 原発発言、参院選を懸念
共同通信2013年06月19日19時55分

自民党の高市早苗政調会長は19日、東京電力福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示した自身の発言について「全てを撤回し、おわび申し上げる」と陳謝した。外国訪問中の安倍晋三首相(党総裁)は菅義偉官房長官と電話で対応を協議し「しっかり職務に専念してほしい」として、高市氏の辞任は不要との考えを示した。野党は批判を強めており、与党内には7月の参院選への影響を懸念する声が出ている。


福島民報
参院選前の幕引き図る? 高市氏、一転発言を陳謝
福島民報 6月20日(木)12時14分配信

自民党の高市早苗政調会長の発言問題は19日、党福島県連が発言の撤回と謝罪を求める抗議文を党執行部に提出する事態に発展した。 

党県連が抗議文を提出してから約1時間半後の正午前。党本部6階の会議室では、本県選出国会議員団会議を前に、党東日本大震災復興加速化本部の大島理森本部長、党県連会長の岩城光英参院議員、党県連の平出孝朗幹事長らが厳しい表情で高市発言への対応を協議していた。 
議員団会議では、平出幹事長が午前中の党執行部への抗議について報告。国会議員団も高市発言を重大と受け止め、県連の抗議を支持することを確認した。 

ただ、平出幹事長らは高市氏と直接、面会できていなかった。「政調会長としてあらためて真意を言っていただければという思いで、今、私なりにお伝えしているところです」。大島氏がそう言い残して部屋を去ってから数10分後、同じ六階の政調会長室に戻ってきた高市氏は、取り囲んだ記者団に陳謝の言葉を口にした。 

これまで高市氏は報道陣の取材や福島民報社のインタビューに誤解などとして釈明を繰り返すだけで、陳謝の言葉はなかった。 

複数の関係者は、党が20日にも参院選公約を決定する前に非を認め、問題の幕引きを図る必要があったとみている。関係者の一人は「政策責任者の問題発言を放置したままでは、肝心の公約に目を向けてもらえない」と党内に強い危機感があったことを打ち明けた。

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