2013年6月17日月曜日

台風で阿武隈川からセシウム海へ 9カ月間に16テラベクレル

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台風で阿武隈川からセシウム海へ 9カ月間に16テラベクレル

 2011年8月からの約9カ月間に、阿武隈川水系を通じて海へ流れ出た放射性セシウムは約16テラベクレル(テラは1兆)で、このうち約7割が11年9月に東海から東北地方を縦断した台風15号による大雨の影響だったとみられることが17日、分かった。日本原子力研究開発機構(原子力機構)や京都大、筑波大、福島大のチームが推計した。

 恩田裕一筑波大教授は「放射性セシウムの大半が砂や泥に付着して川に流れ込み、海に流出した」と指摘。台風による大雨や雪解けなどに伴う河川への流入を防ぐため「土砂が川へ流れ込まない対策を取る一方、生態系への影響を調べる必要がある」としている。

2013/06/17 17:21   【共同通信】

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