2013年6月4日火曜日

埼玉県新座市議会、橋下徹の「慰安婦」発言の撤回と謝罪を求める決議を賛成多数で可決

埼玉新聞2013年6月4日(火)
橋下氏の慰安婦発言撤回求める 新座市議会が決議

 新座市議会は6月定例会初日の3日、日本維新の会の橋下徹共同代表による「慰安婦」発言の撤回と謝罪を求める決議を賛成多数で可決した。

 同市議会によると、県内の議会では初めての決議。全国的には京都市議会や東京・千代田区議会が決議しているという。

 同議会の超党派の女性議員7人が提出。全議員26人のうち、みんなの党所属の2議員ら男性議員3人が退席して採決に加わらず、議長を除く22人が賛成した。

 決議は(1)橋下発言は全女性への冒涜(ぼうとく)(2)慰安婦制度が必要だという持論を繰り返している(3)戦争遂行のためには女性の性を利用するのは当たり前など、女性を道具のごとく扱う人権感覚は公職に携わるものとしてふさわしくない―などと指摘。「猛省を促し、発言の撤回と謝罪を求める」としている。

 決議を呼び掛けた工藤薫厚生委員長(共産)は「橋下発言を撤回も謝罪もしていない。男性をも侮辱している。亀田博子議長が尽力して、全女性議員が提案しました」と話している。全議員が一致するために辞職要求はしなかったという。

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