2014年3月7日金曜日

「河野談話見直しではない」 日韓代表が国連で応酬 (朝日新聞) ← じゃ、今後も見直さないんだね

朝日新聞
「河野談話見直しではない」 日韓代表が国連で応酬
2014年3月7日01時38分

 旧日本軍の従軍慰安婦を巡る河野談話の検証作業を韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相が批判したことに対し、日本政府は6日、ジュネーブでの国連人権理事会で「談話を見直すとは一度も言っていない。菅義偉官房長官も政府の立場は河野談話の継承だとしている」と反論した。韓国も反論し、主張の応酬になった。

 在ジュネーブ国際機関日本政府代表部の岡田隆大使は「日本は過去、特にアジアの人たちに多大な損害と苦痛を与えた。政府は何度も痛恨の気持ちを示し、心から謝罪をしてきた」と強調。元慰安婦を含む個別補償問題は条約で解決済みとした上で、元慰安婦には苦痛軽減のため「アジア女性基金」を通じて償い金を支払い、首相のおわびの手紙を送っていると説明した。「安倍首相は21世紀は女性の尊厳と基本的人権の侵害がないようにすることに力を注いでいる」とも訴えた。

 だが、韓国代表が直後に「1965年の日韓(の協定)の交渉で慰安婦解決は議題になっていない。最近の日本の指導層の発言や行動は河野談話を否定しようしている」と発言。岡田大使は「政府は談話を出して以来、一度も立場を変えていない」と再反論した。「請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決された」と書かれた65年の協定の第2条を引用し、解決済みとの立場を改めて示した。韓国側はさらに、「国連人権機関も日本に問題解決を促しており、日本が真摯(しんし)に責任を認めるよう求める」と訴えた。(ジュネーブ=前川浩之)



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