2014年3月3日月曜日

高校道徳に「武士道」 国際教育の教材 (茨城新聞) ← 新渡戸稲造苦笑いダネ。 「形」をパクっても、貧弱な「精神」ではダメだよ。  


茨城新聞 2014年3月1日(土)
高校道徳に「武士道」 国際教育の教材
県教委 15年度にも副読本掲載

高校2年生までの道徳教育必修化を目指す県教委は、明治から昭和に外交官として活躍した新渡戸稲造(1862〜1933)が英語で出版した著書「武士道」を教材に取り入れる。原文の一節や新渡戸の生涯を紹介し、道徳授業の中で国際理解教育の教材として活用する。グローバル社会に対応するため「武士道」は有効と判断し、実践的な高い英語力とともに、日本人として誇りを持つ国際人の育成につなげたい考えだ。

28日の県議会本会議で、小野寺俊県教育長が小川一成氏(いばらき自民)の代表質問に答えた。

県教委によると、新渡戸は祖国日本に深い愛情と誇りを持ち、武士道の中に日本人の優れた道徳心と精神性を見いだした。「武士道」は1899年、日本を外国に紹介するため、「The Soul of Japan(日本の魂)」の副題を付けて出版され、当時、国際的に大きな反響を呼んだ。

県は2007年度から総合学習の時間で県立高1年生に道徳教育を必修化。16年度から高校2年に必修化を広げるため、指導用資料やテキストの開発に取り組む事業を14年度予算案に盛り込んだ。
国際
県教委は、高校1年の道徳で現在使用されている副読本「ともに歩む」にも「武士道」の一節を日本語訳とともに掲載する方針。早ければ15年度の教材に反映させ、留学や国際交流を希望する高校生には英文で読むことを奨励する。

国際理解教育は道徳で扱う項目で、文部科学省は小中学校の道徳教育の中で新渡戸稲造を取り入れている。

小野寺教育長は「真の国際人として活躍するためには、英語が堪能なだけではなく、日本の歴史や伝統・文化をきちんと身に付け、日本人としてのアイデンティティーを確立することが大切」と話している。



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