2015年2月18日水曜日

<14年家計調査> 世帯当たり支出月25万円 3年ぶり減少 (毎日新聞) : 「消費増税や円安に伴う物価の上昇に賃金上昇が追いついておらず、消費意欲を喚起できていない状況」

YAHOOニュース
<14年家計調査>世帯当たり支出月25万円 3年ぶり減少
毎日新聞 2月17日(火)20時20分配信

 総務省が17日発表した2014年の総世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は1カ月平均25万1481円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比3.2%の減少となった。減少は東日本大震災の影響を受けた11年以来3年ぶりで、減少幅は06年(同3.5%減)以来8年ぶりの大きさだった。昨年4月の消費増税後の反動減の影響が長引いており、景気持ち直しのカギとなる個人消費は力強さを欠いたままだ。

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 全10項目のうち9項目が前年比で実質減少となった。冷蔵庫や洗濯機など高額な家電は増税前の駆け込み需要が大きかった分、反動減の影響も大きく、それらを含む「家具・家事用品」は同2.5%減だった。国内パック旅行などを含む「教養娯楽」も同3.6%減、外食などを含む「食料」も同2.2%減で、消費者の財布のひもは固い。洋服など「被服及び履物」だけが同0.7%増とわずかに前年を上回った。

 四半期ごとでみると、総世帯の消費支出は14年4~6月期以降、3四半期連続で前年同期比マイナスが続いており、総務省は「今後の傾向をよく見る必要がある」と動向を注視している。

 総世帯のうち、勤労者(サラリーマン)世帯の実収入の1カ月平均は46万8367円で、実質ベースでは前年比3.2%減だった。消費増税や円安に伴う物価の上昇に賃金上昇が追いついておらず、消費意欲を喚起できていない状況だ。

 内閣府が16日に発表した14年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は年率換算で2.2%増と3四半期ぶりのプラス成長となった。しかし全体の約6割を占める個人消費は前期比0.3%増と低い伸びにとどまった。日本経済がより力強い成長軌道に乗るには消費の更なる回復が不可欠で、企業の賃上げ動向などが焦点となりそうだ。【横山三加子】

 ◇家計調査

 総務省が家庭の収入や支出の推移を分析する調査。景気動向の重要な要素である個人消費の動向をつかみ、国の経済政策の基礎資料にする。個人消費は物価変動や税制の変更、天候の影響などさまざまな状況に左右されるため、実態を的確に把握するよう工夫している。対象は、学生の単身世帯や長期不在世帯などを除く全国約5018万世帯のうち、無作為に選んだ約9000世帯。各世帯は6カ月間(単身世帯は3カ月間)の毎日、家計簿などの調査票に収入や支出の金額を詳細に記入する。月2回調査員が各世帯を訪ねて調査票を回収し、約550項目に分類して集計。調査数の多い2人以上の世帯は毎月、単身世帯を含めた総世帯の調査結果は四半期ごとに公表する。

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