2015年12月8日火曜日

社説[広がるテロ不安]「戦争が露出してきた」 (沖縄タイムス) ; 不安な時代には「友と敵」を区分けし対立をあおる政治がはびこる。「平和」よりも「安全保障感」が、「対話」より「軍事力」が、「個人」より「国家」が重視される。


 カリフォルニア州での銃乱射事件を受けて、米紙ニューヨーク・タイムズは、95年ぶりに社説を1面に掲載。銃の蔓延(まんえん)を「国家の恥」だと述べ、規制の必要性を強く訴えたという(7日付朝日新聞)。

 フランスの地域圏議会選で国民戦線が躍進するとの予想を受け、地方紙のボワ・デュ・ノール紙は社説で、具体的な政党名を挙げて不支持を表明した、と7日付毎日新聞が報じている。

 危険な兆候をいち早く察知し、警鐘を鳴らす。メディアには、以前にも増して、その役割が強く求められている。


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