NHK
軍事行動反対が約6割 米世論調査
9月4日 7時6分
シリア情勢を巡って、アメリカ単独での軍事行動に反対する人はおよそ60%に上ることが、アメリカのメディアによる最新の世論調査で明らかになりました。
シリア情勢を巡って、アメリカABCテレビと有力紙のワシントン・ポストは、先月28日から今月1日にかけて電話による世論調査を行い、およそ1000人から回答を得ました。
それによりますと、アメリカが単独でシリアへの軍事行動に踏み切ることについて、「反対する」と答えた人の割合が59%に上り、「支持する」と答えた人の36%を大幅に上回りました。
ABCテレビによりますと、去年12月に実施された世論調査では、シリアで化学兵器が使用された場合、アメリカの軍事行動を支持すると答えた人の割合が63%で、今回の調査結果は、世論の変化がうかがえます。
また、フランスなどの同盟国が参加した場合の軍事行動についても、「反対する」と答えた人が51%で、「支持する」と答えた人の46%を上回っています。
さらに、シリアの反政府勢力に対して、アメリカや同盟国が武器を供与することについては、「反対する」が70%に上り、「支持する」の27%を大きく上回っていて、ABCテレビは、「アメリカがシリア情勢に関与することに懐疑的な意見が広がっている」と分析しています。
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