東京新聞
国連総長、米をけん制 安保理経ない攻撃は違法
2013年9月4日 09時21分
【ニューヨーク共同】国連の潘基文事務総長は3日の記者会見で「武力行使が合法なのは自衛か、安全保障理事会が容認した場合のみだ」と述べ、安保理決議を経ないシリア攻撃は国際法違反になるとの立場を表明、米国、フランスによる武力行使の準備をけん制した。
潘氏はこれまで「国連憲章の重要性を強調する」と間接的な表現をしていたが、一歩踏み込んだ形。
会見で潘氏は「これは私からの訴えだ」とし、国際的な平和と安全の問題の「全ては国連憲章の枠組みで取り扱われるべきだ」と指摘した。武力行使が、自衛か安保理が認めた場合に限り合法になるのは「国連の固い原則だ」と強調した。
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