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閉鎖HP「運営費」と、府議が親族に262万円
読売新聞 7月2日(水)14時39分配信
大阪維新の会に所属する奥野康俊・大阪府議(48)(池田市)が2011~13年度、ホームページ(HP)の運営費用などとして、月7万5000円を政務活動費から親族の男性に支払っていたことがわかった。
運営費用は相場の数倍の上、奥野氏の個人HPは数年前から閉鎖されているという。税金が原資の政務活動費からの不自然な支出は3年間で計262万円に上っている。
府議会の収支報告書によると、奥野氏は2011年5月~14年3月、兵庫県尼崎市の業者に月11万2500円を支出、うち3分の2の7万5000円に政務活動費を充てた。支払い費目は「広聴広報費」で、「府議会での活動などをホームページで紹介し、意見、要望などを聴取する」と記載している。
だが、奥野氏は無料で利用できるブログサービスに日々の出来事や感想をつづっているものの、議会活動などを紹介する個人HPは開設していない。読売新聞がインターネット関連業者に取材したところ、個人HPの管理費などは月2、3万円で可能といい、HPを開設する別の府議は「月2万5000円で業者に任せている」と話した。
奥野氏は取材に、業者は「親族の男性」とし、個人HPについて、「古くなったので数年前から閉鎖している。(男性には)メールアドレスの管理などをしてもらっており、特に問題はない」と説明。一方で、相場より高い金額に関して、「親族への経済支援の目的もあったのでは」との記者の質問に「そうですね」と話した。
奥野氏は池田市議を4期務め、2011年4月に府議に初当選した。
最終更新:7月2日(水)14時39分読売新聞
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