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小渕首相の娘さんと自民党的なるもの、あるいは日本的な保守の終焉 http://t.co/9U23L6yAiK
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(一部抜粋引用)
(略)
これは小渕優子さん個人の考えだけで決まることではなく、小渕さんが小渕恵三さんから引き継いでいる政治的遺産、もっといえば所属派閥の青木派が旧・田中派であることにつながる話だ。もともと自民党の歴史のなかで岸信介首相や福田赳夫首相の系譜、森喜朗、小泉純一郎、そして安倍晋三という福田派系の、エリート官僚に近いタカ派路線と対立する田中角栄の系譜があり続けたなかで、後者の最後のホープが小渕優子さんである、という歴史的な位置づけがあり、また青木派の領袖・青木元幹事長は彼女にそういう役割を期待して来た。
つまりは日本の庶民に伝統的な、まろやかでやさしい保守主義を受け継ぎながら、日本初の女性総理として、女の力でそれを現代に合わせて更新することだ。
かつては自民党内の最大勢力だった旧・田中派的な流れは、族議員の温床とも言われ、政治腐敗を糾弾もされて来た一方で、まさに田中角栄や小沢一郎が典型なように、地方の庶民層を支持基盤にし、「族議員」の政官財の癒着が疑われる一方で、だからこそその専門の政策分野に明るく人脈も持っていた集団である。
その旧・田中派の系譜は、かつて田中角栄がもっとも目をかけていたと言われる小沢一郎が自民党を離れて以来、どんどん自民党内での発言力を失って来ている。
小渕優子さんが今回閣僚になりながら、即座に辞任に追い込まれたことは、この自由民主党という政党の歴史の流れのなかで、決定的な意味を持ちかねない。
というのも、いかに速やかに辞任してダメージを最低限に抑えたとしても、小渕優子さんの政治生命はやはりこれで断たれたも同然だし、青木派自体の発言力も決定的に落ちてしまうのは避けられないだろうからだ。
自民党とは大雑把に言えば、岸信介的なものと田中角栄的なもの、正反対の二つの「保守主義」を併呑し続けて来た政党である。
岸的、つまり中央集権体制の国家主義で官僚制によって国家を運営する、旧長州閥、軍、内務省、明治に官僚養成のため国立の帝国大学を作り、その卒業生を中心に国家権力の中枢を担わせる、その実西洋的な中央集権的な官僚支配体制(イギリスとドイツのプロイセン帝国がモデルであることは歴史的に明らかであろう)による国家運営の在り方と、田中派的、つまり地方のいわば「お百姓」、せいぜいがその地主階級の価値観としての昔ながらの日本的な「保守主義」に基づく、地域コミュニティに根ざした「みんなが豊かになる」政治を目標とした国家運営の在り方のあいだには、実のところ決定的な思想的対立がある。
(略)
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