9月30日、くもり。
今日は、天気予報では久しぶりの(今年初めてじゃないか?)秋晴れとか言われていた。
それなら是非外出しなきゃと思案したが、鎌倉は今週行ったし、かといって久しぶりの皇居へ、と思ったら、いやいや、金曜日はここはクローズ。
で、次善の策として、日比谷公園に出かけた。
お目当ては、
図書文化館で開催中の特別展示『江戸からたどるマンガの旅』と、
まだ少し残っている様子の彼岸花。
東京 日比谷公園の彼岸花 もうほとんど終盤 2016-09-30
ところが・・・です。
秋晴れどころか、今日は、一日中殆ど曇り空で、
全く意気上がらず、モチベーション下がること下がること・・・。
ま、新橋駅前の汽車ポッポ広場で恒例の古本市があったので、
小一時間ここで過ごして、
一応、自分の中での収支尻を合わせた感じ、かな。
展示会の方は、ほぼ予想通りだったけど、
マンガの成り立ちとか変遷とかではなくて、
江戸~明治にかけての、いわゆる「庶民」というもののイメージを知るという点で、
良かったと思う。
ここでも国芳に出会えて、嬉しかった。
▼パンフレットの一部
▼歌川国芳《源頼光公館土蜘作妖怪図》 天保14年1843年
源頼光と手下の四天王による土蜘蛛退治に題に、
贅沢を禁止した天保の改革を風刺した作品
奥で寝ており、土蜘蛛の幻影に悩まされている源頼光、これが将軍家慶。惰眠をむさぼっている。
主君の前でそっぽを向いているのは卜部季武(うらべのすえたけ)、これが老中水野忠邦。
碁を打つ右側は渡辺綱、これが老中真田幸貫。
碁の対戦相手は坂田金時、これが老中堀田正睦。
左端の湯のみをもつ人物は碓井貞光、これが老中土井利位。
妖怪たちは、庶民の不満。
▼歌川国芳《人をばかにした人だ》
▼歌川国芳《浮世又平名画奇特》
▼歌川広景《江戸名所道化尽二 両国の夕立》
なお、
作者不詳《浮世ハ夢だ夢だ》
歌川広景《青物魚軍勢大合戦之図》
は後期の展示だった。
入場料は300円(区民以外)
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