2016年9月28日水曜日
構造改革の難しさや厳しい財政事情、当面の心地よさなどから、日銀に「もう十分やった、撃ち方やめ」と覚悟をもって言う人がいない。要は皆が逃げているということだ。勝機がないのに撤退できず、戦いを続けた先の大戦における日独の悲劇を想起するのは筆者だけか。--「撃ち方やめ!」(『朝日新聞』経済気象台2016-09-27)
「撃ち方やめ!」(『朝日新聞』経済気象台2016-09-27)
(略)
終局、日銀としては2%インフレ目標の旗を降ろすわけにはいかない、弾が尽きかけているとしても、できることは何でもやるという決意を改めて示すしかなかった、ということだろう。
(略)
・・・しかし、構造改革の難しさや厳しい財政事情、当面の心地よさなどから、日銀に「もう十分やった、撃ち方やめ」と覚悟をもって言う人がいない。
要は皆が逃げているということだ。
勝機がないのに撤退できず、戦いを続けた先の大戦における日独の悲劇を想起するのは筆者だけか。
(山人)
『朝日新聞』
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