2013年6月11日火曜日

小平市住民投票、投票用紙の写しを「公開できない」とした市の選挙管理委員会の決定を不服として、異議申し立て

NHK
小平市住民投票 異議申し立て
6月10日 18時13分

東京・小平市で先月行われた住民投票で、開票が行われなかった投票用紙の写しを公開するよう求めた地元の住民グループは、「公開できない」とした市の選挙管理委員会の決定を不服として、10日、異議申し立てを行いました。

東京都の道路計画の見直しの是非を巡り、先月26日に小平市で行われた住民投票では、投票率が成立の条件だった50%を下回り、開票が行われませんでした。

このため、住民投票条例の制定を求めた住民グループは、みずから集計したいとして、投票用紙の写しの公開を求める情報公開請求をしました。

これに対し市の選挙管理委員会は「公開できない」という決定をし、住民グループはこの決定を不服として、10日午後、市の選挙管理委員会に異議申し立てを行いました。

異議申し立ては、有識者で作る市の審査会に諮問され、その答申を受けて市の選挙管理委員会が回答することになっています。

このほか、住民グループは10日、50%の投票率を成立の条件とした際の市役所内でのやり取りに関する文書などを情報公開請求しました。

今回の投票用紙は、条例が失効する8月末以降に廃棄されるということで、住民グループの水口和恵共同代表は「非公開のまま廃棄されないよう今後も必要な手続きを取っていきたい」と話しています。

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