天皇の政治的意見への信頼が高まったきっかけの一つは、9年前の園遊会での米長東京都教育委員長の「直訴」(「日本中の学校で国旗掲揚国歌斉唱をさせるのが私の仕事である」という私見への同意を天皇に求めた行為)に対して「強制になるということでないことが望ましいですね」と答えたことです。
— 内田樹 (@levinassien) November 6, 2013
今年4月の「主権回復の日」での両陛下退席時の「天皇陛下万歳三唱」に対してあらわに当惑の表情を示されたことも陛下のバランス感覚の適切さを示しました。皮肉なことですけれども、天皇を政治的に利用しようとするものに対する距離感の表明が天皇への国民的信頼を高めているのです。
— 内田樹 (@levinassien) November 6, 2013
「天皇制は政治的に利用すべきではない」という天皇陛下自身のきっぱりとした態度が「なんという適切な政治的見識であろう・・・こんなまっとうな判断ができる人は今の政治家にも官僚にもいない」という国民の判断を基礎づけているのです。まことに皮肉な話ではありますが。
— 内田樹 (@levinassien) November 6, 2013
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