大島渚監督「忘れられた皇軍」は衝撃だった。両眼失明、右手切断の元日本兵は、韓国人。昔話ではない。今年89歳になる李鶴来さんたちは、サンフランシスコ講和で日本国籍を失い、恩給法の支給対象外となる。99年に最高裁が立法解決を促すが、いまだ進まず。要請書提出は安倍首相で29人目になる。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2014, 1月 13大島渚『忘れられた皇軍』、2ちゃんの実況のぞいたら「この問題は日韓基本条約(1965年)で解決済みだから韓国政府に保証を求めい!」といつもの台詞を口走っている奴がずいぶんいるが、この番組はその2年前の作品なんだってば。
— ホッタタカシ (@t_hotta) 2014, 1月 12怒りを込めて傷痍軍人に肉薄するクローズアップの力強さが凄まじい。この作品が当時、東京ガスの1社提供で放送されていた事実にも驚く。感傷的な虚構の戦争映画に感動し、ナショナリズムに回収されがちな人々に観て欲しい。再放送を決断した日テレを称えたい。【大島渚『忘れられた皇軍』】
— 清水 節 (@Tshmz) 2014, 1月 12朝鮮半島出自で軍属に取られ、戦後手足等を失くして補償もなきままに日本社会に生きた人たちの、日本人にも増す幾重もの苦しみを追った大島渚のドキュメンタリー、『忘れられた皇軍』を観た。言葉を失う。身障者を量産する戦争の悲惨も知らぬままに戦争を煽る、安倍らの似非右翼の軽薄さに怒り已まぬ。
— Tetsuya Kawamoto (@xxcalmo) 2014, 1月 12大島渚の「忘れられた皇軍」を見た。強烈な国家批判。1956年生まれの僕は映像中の飲み会で歌われた軍歌は父親が口ずさんでいたので聞き覚えがある。そういう世代すら減ってきた。見そこねた人は再放送をぜひ⇒http://t.co/ZlF5JYn4B5 。
— 花田佳明YoshiakiHanada (@yoshiakihanada) 2014, 1月 12大島渚の伝説の記録映画『忘れられた皇軍』(1963)観了。腕や両眼を失う重い戦傷にも関わらず、何の補償も受けられないまま日本政府に捨て置かれた、旧日本軍属の在日朝鮮人傷痍軍人に光を当てる、憤怒の一編。胸が痛い。今この時期に再放送化を決めた日テレのディレクター鈴木あづささんに拍手。
— ソウル・フラワー・ユニオン (@soulflowerunion) 2014, 1月 12「忘れられた皇軍」で使われていたアート・ブレイキーの曲は多分、この曲。今聴いても鮮烈 A Night in Tunisia - Art Blakey the Jazz Messengers http://t.co/ALzVA0O3Hx
— わたなべりんたろう (@RintaroWatanabe) 2014, 1月 12『忘れられた皇軍』 (承前)本編の後で、90年代、在日の人たちが起こした戦後補償裁判の不当判決に大島渚さんが怒ってる姿が忘れられない。「日本は保障すべきなんだ、法律が合わなければ変えればいいんだ」 世の中を変えていくというのは、こういう怒りを持ち続けることなんだと思う。(続)
— 館野公一 (@mandolinbum) 2014, 1月 1350年前にテレビ放映された「忘れられた皇軍」。日本軍軍属として戦地で腕や足を失い失明し、日本政府から補償も恩給もゼロの韓国人。原発事故後の時代と通低。「この人たちは何も与えられていない。私たちは何も与えていない。日本人は、私たちはこれでいいのだろうか」。加害者責任を忘れた私たち。
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13(続)日本植民地化の朝鮮半島出身の若者は、多くが炭鉱などの強制労働に、一部が軍属として戦地に送られ、戦後はサンフランシスコ平和条約成立後に日本国籍を失い、援護と補償の対象外に。軍国主義日本に利用され使い棄てられただけの厳然とした事実を、大島渚監督はオリンピック前年に放映した。
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13(続)番組で大島渚監督の墓石に刻まれている文字が紹介されていた。「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」(明石海人) このWebに監督がなぜこの詩に魅入られたのかが書かれている→http://t.co/QGQDEATeX7 いつかお墓に参りたいものだ。
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13RTRTRT!@asama888 @redpig57 この問題にこだわり続けたので、大島渚は「戦場のメリークリスマス」に原作にない脚色をし、父が在日という歌手のジョニー大倉がふんする朝鮮人軍属カネモト(もとはキムだったのだろう)を、ビートたけしの軍曹がいじめまくる場面を作った。
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13「忘れられた皇軍」の件で追記。朝鮮半島の若者が約3000人選抜され、日本軍軍属として南方各地に送られた。中でも、泰緬鉄道建設の連合軍捕虜監視員として配置された者が多く、戦後は「日本人」軍属としてシンガポールのBC級戦犯裁判で23人が刑死。減刑されスガモプリズンから解放後は(続)
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13(続)「日本人」国籍はないまま、身寄りなき戦後の日本社会に、何の援護も補償もなく、韓国人として放り出された。泰緬鉄道建設の強制労働により、連合軍捕虜だけも12000人が死亡。軍属は上官の命令に従うだけだったが、英豪はBC級裁判で捕虜の直接監視役の軍属を裁いたため戦犯を負わされた。
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13(続)「日本人」としてBC級戦犯として裁かれ、解放後は韓国人として政府の謝罪も補償もないままに日本で生きざるを得なかった約70人は、50年にわたって日本政府に謝罪と補償を要求する活動を続けているが、いまだに何の解決もされていない。拙写真集「戦後はまだ・」に李鶴来さんら二人収録(了
— 山本宗補 (@asama888) 2014, 1月 13こちらのアカウントで「韓国人BC級戦犯」の方々の証言を伝え続けていますね。→@Koreanbcqsenpan @asama888: (続)「日本人」としてBC級戦犯として裁かれ、解放後は韓国人として政府の謝罪も補償もないままに日本で生きざるを得なかった約70人は、50年に
— Ando ♨ Naoki (@torapocodan) 2014, 1月 13このドキュメンタリー見逃した人はいませんか・・・NNNドキュメント14 「反骨のドキュメンタリスト 大島渚 『忘れられた皇軍』。そんな方のために大島渚『忘れられた皇軍』映像が DailyMotionにアップされています。見るべきです! http://t.co/g5W056POAe
— BARA (@BARANEKO) 2014, 1月 13「忘れられた皇軍」は傑作だったが、なにも大島渚だけが突出して過激だったわけではない。同時代のNHK「日本の素顔」というドキュメンタリー番組は、今や表に出せないフィルムの宝庫。プロデューサーの瀬川昌昭は昌治、昌久の弟。→ http://t.co/jpKAQqgnIp
— みぞぐちカツ (@chocoramastudio) 2014, 1月 13てことで見た方がいいです。THIS IS ANTIRACISM →反骨のドキュメンタリスト 大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃 - http://t.co/82X5lsLCLe @DailymotionUSAさんから
— 山梨 (@yamanashii) 2014, 1月 13togetter
NNNドキュメント「反骨のドキュメンタリスト・大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃」
2014.1.13 0:50 放送
日本テレビ
極力賛否両論併記を心がけましたが、
あまり口汚いもの、
どさくさ紛れの拡散希望ツイートは排しました。
1/19(日)11:00 BS日テレ
18:00 CS日テレにて再放送。
大島渚監督『忘れられた皇軍』は1963年8月16日に放映されたドキュメンタリーだが、予想以上にあからさま怒りに満ちていた。日本兵として戦い、失明や脚腕の切断などの傷を負ったにもかかわらず何の補償も受けられない在日本韓国人傷痍軍人。その行き場のない哀しみと怒りに同化する映像の凄み。
— 長薗安浩 (@nagazono) 2014, 1月 12(承前)大島監督が追った両眼を失った男性は、右腕も切断されていた。日本政府へのあらゆる訴えが無為に終わると、彼ら元日本兵である在日本韓国人傷痍軍人たちは、街頭で一般の日本人に訴えた。その後のささやかな打ち上げの席で口論となり、盲目の男性は泣いた。眼球のない目からも涙はこぼれた。
— 長薗安浩 (@nagazono) 2014, 1月 12(承前)仕事ができない片腕盲目の男性の楽しみは、ラジオで聴くプロ野球中継。国鉄の金田投手が勝つと嬉しかった。そして最後、監督は訴える。「日本人たちよ、これでいいのだろうか? 私たちよ、これでいいのだろうか?」
— 長薗安浩 (@nagazono) 2014, 1月 12(承前)きな臭いナショナリズムが跋扈しはじめたこの時期に、まさに忘れられていた大島渚監督のドキュメンタリーを再放送した日本テレビの判断に拍手したい。
— 長薗安浩 (@nagazono) 2014, 1月 12この番組画面の登場者のうち、いま何人が生き残っているのでしょうか。たとえ当事者がすべて死滅しても、この不正義な事実が消えることはありません。一本の映像作品がその証言をしています。 大島渚の「忘れられた皇軍」を見た http://t.co/lweV8AmigW
— 志村建世 (@shimuratakeyo) 2014, 1月 14YAHOOニュース
【テレビのミカタ】「日本人よ、これでいいのだろうか?」と日テレが放送した大島渚ドキュメンタリーの衝撃
水島宏明 | 法政大学教授・元日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター
2014年1月14日 8時22分
1月12日の深夜、「NNNドキュメント’14」で放送した番組は視聴者に衝撃を与えた。
モノクロながら、画面に大映しにされたのは、
手や足がなく、金属状の義手や義足をつけた人、両目がない人の目のアップ、ただれた口元など
などだ。
50年あまり前の1963年8月16日に放送された日本テレビの「ノンフィクション劇場」というドキュメンタリー番組枠で放送された作品の再放送。制作したのは昨年1月に死去した映画監督・大島渚だった。
その作品そのものをくるんだ形で、
「NNNドキュメント’14 反骨のドキュメンタリスト ~大島渚 『忘れられた皇軍』という衝撃」として番組で放送したのだ。
『忘れられた皇軍』
は、フィルム時代の伝説的なドキュメンタリーとして知られ、私も名前を聞いたことはあっても実際に見るのはこれが初めてだった。
大島渚といえば、テレビのスタジオで怒っている姿が印象的な人物だったが、このドキュメンタリーは全編が「怒り」に満ちている。
とにかく映像もナレーションも音楽も、とにかく怒っているのだ。
前後に関係者らのインタビューや今回の再放送の経緯を紹介するシーンなどがくっついているが、日本テレビの制作陣は、『忘れられた皇軍』の部分については、「CMなし」でノーカット放送する気遣いを見せた。大島作品への敬意を払ったのだ。
放送があたかもオートメーションの工場のようになって久しいが、今回のように、ちょっとしたことで制作者たちの「気持ち」が伝わってくるのは久しぶりだった。
「大事に見てほしい」という思いが見ている側にもじんと届く。
では、その『忘れられた皇軍』というのはどんな作品なのか。
(略)
大島渚は元日本軍の在日韓国人傷痍軍人たちを追い、樋口健二は精神病・ハンセン氏病・脊椎損傷で収容されたまま忘れられた元兵士たちを追った。二人は別々に撮ったが、奇しくも同じ「忘れられた皇軍」というタイトルで発表された。写真は樋口健二。 pic.twitter.com/Kwc3CcjW3C
— 早川タダノリ (@hayakawa2600) 2014, 1月 14大島渚ドキュメンタリー「忘れられた皇軍」で、傷痍しながらも韓国籍のために補償を得られなかった元日本兵(「半島青年」)達が、補償を求めるも政府に相手にされず国会議事堂を後にするシーンが、『戦場のメリークリスマス』で、日本軍に捕まった捕虜達が行進する酸鼻な光景と同じだった。
— k.onodera (@kmovie) 2014, 1月 14大島渚監督の「忘れられた皇軍」をNNNドキュメントでみる。 「怒り」がフィルムから吹き出すかのような番組。 最後のナレーションが、自分に向かって突き刺さってくる。 「日本人たちよ、私たちよ、これでいいのだろうか」
— 河瀬大作 (@kawabou) 2014, 1月 14大島渚の『忘れられた皇軍』の再放送。大島渚もすごいが、当時これを日本テレビが放送したことを考えると、今ではいかに「公共性」の概念が変容したかがわかる。「公共性」は最大公約数の中立性を装うことではなく、権力の介入を阻止し、自分の意見を言う場所を確保することから生まれる。
— Yoshitaka Mouri (@mouri) 2014, 1月 14【ブログ】「日本人よ、これでいいのだろうか?」と日テレが放送したドキュメンタリーの衝撃 http://t.co/ci5G5oibKI
— ハフィントンポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2014, 1月 14日テレ『忘れられた皇軍』の、「元日本軍在日韓国國人傷痍軍人ノ会」の旗を掲げた(「手なし 足なし」と書かれた別の旗も)、在日韓国人元日本兵たちへの1963年東京の街中の人たちの視線、「物珍しい」のか好奇心か半笑いの顔。8月15日に靖国で軍服を着た老人を見て、私はそういう顔をしていた
— ゆうこkuma(・(ェ)・)脱原発に一票 (@upishi1970c) 2014, 1月 15↓ モノクロながら、画面に大映しにされたのは、手や足がなく、金属状の義手や義足をつけた人、両目がない人の目のアップ、ただれた口元など 「NNNドキュメント’14 反骨のドキュメンタリスト ~大島渚 『忘れられた皇軍』という衝撃」 http://t.co/1JFmtVFSXG
— かねこたかあき (@bakaaking) 2014, 1月 15『映画芸術』の原一男による『忘れられた皇軍』評を読む。「カメラは加害者である」と言う大島渚の言葉。それはそのまま原一男の作品にも当てはまる。彼の新作『命てなんぼなん?』が早く観たい。
— なめろう (@sadakum) 2014, 1月 15目を背けたくなる場面も有るけど、真実のドキュメンタリー。 零戦の映画よりも、戦争の悲惨さを教えてくれるだろう。 反骨のドキュメンタリスト 大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃 -
— ■kirika■くん (@kirika519) 2014, 1月 16最初に手に取るべき名著です。 RT @nogawam 先日のテレビ放送以来、大島渚監督『忘れられた皇軍』が話題ですが、田中宏さんの『在日外国人』(岩波新書)第IV章「援護から除かれた戦争犠牲者」では戦後補償における国籍差別が扱われています。石成基さんも登場します。
— Han,Tong-hyon 한동현 (@h_hyonee) 2014, 1月 16大島渚氏の「忘れられた皇軍」のドキュメンタリー、最後の是枝監督の言葉「大島監督が問題にしたのは被害者意識、われわれは被害者ではなくて加害者」で、伊丹万作氏の「戦争責任者の問題」http://t.co/T75VcgNgQZ ともつながった。 ああ、過去の中に未来がある。
— タニ センゾー (@Tanisennzo) 2014, 1月 16「反骨のドキュメンタリスト 大島渚『忘れられた皇軍』という衝撃」を観た。宴会シーンのナレーションが心に刺さる。「この悲しい争い。仲間にしかぶるけることのできない、やり場のない怒り。これは醜いか。可笑しいか」。
— たくにゃん (@takunyan223) 2014, 1月 16大島渚『忘れられた皇軍』。食事のシーンの痛々しさ。お握りにしてもお粥にしても美味しそうに食べているとは到底思えず、ただ流し込むだけの作業になっていると思った。野球の放送を聴くのが唯一の楽しみ、という言葉から、この人にとって食べる事は楽しみじゃないんだ、と思い、そこが一番辛かった。
— れもんらいふ@果汁100% (@lemonsower_0806) 2014, 1月 18日曜に放送された、大島渚監督の『忘れられた皇軍』観た。傷痍軍人の在日韓国人の人たちをナレーションで絶対に「彼」とか「彼ら」と呼ばず、名前か「この人たち」で通す、その目線がいい。そして傷痍軍人の人が、自分の父親と5歳ぐらいしか違わない韓国人だってことに、すごく衝撃を受けてしまった。
— 町山広美 (@mcym163) 2014, 1月 18「忘れられた皇軍」をやってる。 大島渚の正義の怒りと優しさ、この時代とわたしにも必要だ。 『 深海に生きる魚族のように、自ら燃えなければ何処にも光は無い 』 pic.twitter.com/0vVmSU63qW
— E.Miura (@wattgrid) 2014, 1月 19先日の大島渚「忘れられた皇軍」を見た人なら、この番組は必見。
ETV特集
解散・日本傷痍(い)軍人会
~戦傷病者の長い戦後~
2014年2月1日(土)午後11時〜
http://t.co/eGqNtPE65S
— 雨宮隆児 (@ryuji_am) 2014, 1月 19

1 件のコメント:
大島渚の[忘れられた皇軍」は今回18年ぶり、3度目の鑑賞。決して日本政府を糾弾したり、無知な一般国民を叱咤するような演出はない。ひたすら映像に語らせる。登場人物の発する言葉は当然、用意された台詞ではなく、台本と無関係に自然に吐き出されたものである。廻っているキャメラの前で彼らがふどこまで自己演出しているかは観る側に知る由もない。とにかく、「平和」な日本国民の目には異常なまでの「怒り」や「悲しみ」と映る光景が、彼らの「日常」として描かれているのである。
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