2014年1月26日日曜日

安倍政権を殺すのは誰だ 慰安婦再燃させたNHK会長の真意(木村 正人) : 「ドイツ、フランスに加え、戦争捕虜(POW)と強制慰安婦問題を抱える「オランダ」の飾り窓を例に挙げたのは救いようがない。」

YAHOOニュース
安倍政権を殺すのは誰だ 慰安婦再燃させたNHK会長の真意
木村 正人 | 在英国際ジャーナリスト
2014年1月26日 17時29分
 
昨年5月、日本維新の会共同代表の橋下徹・大阪市長は従軍慰安婦について「必要なのは誰だってわかる」と発言し、世界中から厳しい批判を浴びたのを忘れたのだろうか。

籾井勝人(もみいかつと)NHK会長は25日の就任会見で、旧日本軍の慰安婦問題について「どこの国にもあった」「なぜオランダには今も飾り窓があるのか」と述べた。発言の真意をはかりかねる。

橋下市長が、国会に議席を持つ政党の共同代表、大阪市長という公職にとどまっていることについて、海外では今も「日本社会は橋下発言を許容しているのか」と厳しい目が注がれている。

(略)

歴史認識について「どこの国にもあったこと」という論理のすり替えが通ると考えているのは日本だけだろう。

「お前もやったではないか?(ラテン語のtu quoque)」という反論的な質問は歴史を哲学的に問う手法としては意味があるのかもしれないが、日常生活では子供の口喧嘩でも「お前だって論法」は通用しない。まして政治、外交、国際社会では問題を難しくするだけだ。

ドイツ、フランスに加え、戦争捕虜(POW)と強制慰安婦問題を抱える「オランダ」の飾り窓を例に挙げたのは救いようがない。

籾井会長が大戦中の史実を知って発言しているとしたら、これは国家に対する最大の侮辱である。こうした日本の態度が韓国を硬化させてきたことはもはや否定のしようがない。

(略)


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