毎日新聞
ＮＨＫ会長発言:橋下市長「正論だ」と理解
毎日新聞 2014年01月27日 21時25分（最終更新 01月27日 21時32分）
◇政治的中立の観点からも「問題ない」
従軍慰安婦制度について「戦争地域にはどこの国にもあった」とする籾井勝人（もみい・かつと）ＮＨＫ会長の発言について、橋下徹大阪市長は２７日、「正論だ」と理解を示した。政治的中立の観点からも「問題ない」と述べた。
同市役所で報道陣に語った。橋下氏は「戦争と性の問題はどの国も抱えてきた不幸な歴史だ。今の価値観ではあってはならない」などと述べ、「従軍慰安婦問題で日本を袋だたきにする世界の態度はアンフェアだから、アンフェアと言えばいい」と持論を展開した。
政治的中立との関連についても、「政治権力で編集権などに介入してくることは問題だが、トップがそういう発言をすることはまったく問題ない」との認識を示した。
橋下氏は昨年５月、旧日本軍の従軍慰安婦制度について「当時は必要だった」と発言して批判を浴び、計画していた訪米が中止になるなどした。【村上尊一】
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