2014年1月30日木曜日

靖国参拝さえなかったら… 安倍首相と日本、これだけの「痛い点」(日経BP) : 「ウォール・ストリート・ジャーナル紙も、日本の軍国主義化を自国の権益拡大のための口実としたい中国にとって靖国参拝は最高のプレゼントになった、と評しています。」

日経BP キーパーソンに聞く
靖国参拝さえなかったら…
安倍首相と日本、これだけの「痛い点」
金田 信一郎

 昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝で、中国と韓国が反発を強めている。米国からも「失望」という表現を使われるなど、国際世論の逆風に晒されている。今後の隣国関係にどのような影響を及ぼすのか、津田塾大学国際関係学科の萱野稔人准教授に聞いた。
(聞き手は金田 信一郎)

(略)

萱野:靖国参拝そのものがまちがっているとか、憲法違反であるとかいう話ではありません。そうではなく、首相の靖国参拝は日本の外交的立場をいちじるしく不利にしてしまった。中国、韓国に「やっぱり日本は危険だ」と国際社会に訴える口実を与えたわけですから。せっかく国際世論が「韓国の反日外交はやり過ぎだ」という方向に傾いてきたのに、状況がひっくり返ってしまいました。ウォール・ストリート・ジャーナル紙も、日本の軍国主義化を自国の権益拡大のための口実としたい中国にとって靖国参拝は最高のプレゼントになった、と評しています。

(略)


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