柳沢協二・元内閣官房副長官補は「政府が『経済的な打撃を受ける』『日米同盟が揺らぐ』という二つの理由で、武力行使を始める論理を作っていることが分かった。閣議決定は一見、厳格な制約をかけているように読めるが、歯止めは何もかかっていない。無制限に武力を使えることが浮き彫りになった」と話す。
「アイドル政治家症候群」などの著書がある臨床心理士の矢幡洋氏は、首相の答弁には質問者の弱点を突く「攻撃型」と、用意した文書を読み上げる「官僚型」があると指摘する。
「いずれも首相の深い自己愛から生じている。目の前にいる野党政治家に負けたくないという感情が強いように思える。しかし国会は国民の代表者の集まりだ。誠実に説明する姿勢が求められている」
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