“電波芸者”マツコ・デラックス インタビュー Webメディア/ゲイについて https://t.co/LM607ql1zv @kai_you_edさんから— 黙翁 (@TsukadaSatoshi) 2017年1月12日
たとえゲイであろうと、ヘテロであろうと、既婚者だろうが、独身だろうが、人間って生きづらいのが当然だと思ってる
(略)
あとがき:マツコ・デラックスさん取材を終えて
インタビューを終えた筆者が思うのは、マツコさんは一貫してメディアリテラシーのことを話していたのだ、ということ。
マツコさんは「真実のメディアなんてものはこの世に存在していない」と語る。それでも、人は自分の想像力が及ばないものに対して、往々にして思考停止をし、メディアが伝えたものを真実として受け取ってしまいがちだ。だからこそ、マツコさんはゲイとしての自分をテレビというメディアを通じて大々的に表現することはないし、そのことが生む誤解やその誤解に他者が巻き込まれてしまうことに恐怖を感じる、という。
他者に対する想像力が欠如すれば、人は自分の感情を是としてしまう。マツコさんが万能の民でないように、誰だって万能の民ではない。その中で、マツコさんは人々に考える契機を与える役割を担おうとしている。中村うさぎさんとの対談本『信じる者はダマされる うさぎとマツコの人生相談』の中でも、マツコさんは質問者に対して「考え方を変えてごらん」と応えているのが散見できる。
マツコさんが言うように、実際に会ってインタビューをしたからといって、筆者がマツコさんのことを100%理解できるはずもない。当然、このインタビューを読んだからといって、読者がマツコさんのことを完全に理解できるわけでもない。それでも、マツコさんの考えていることがより多くの人に届けば、それはきっと嬉しいことだと思った。
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