『彼女は「台湾人でありながら日本人でいたい」(『台湾生まれ 日本語育ち』)と記す。揺らぎを確保するために書く。だからこそ「対岸の火事」とするのは侮蔑』— 田中宝紀-IKI TANAKA (@iki_tanaka) 2017年8月16日
「在日外国人の問題は対岸の火事」平然と差別発言を垂れ流した芥川賞選考委員の文学性 https://t.co/oV4ScB3ZZ4
・・・今回会見した高樹のぶ子委員が「大変な対立、ほとんどケンカ状態で。かなり長く選考委員をやっていますが、本当に疲れ切って……」(FNNニュース)と発言していたこともあり、どのような議論が巻き起こったのか、「文藝春秋」誌に掲載される芥川賞選評を待ち構えていた。
結果、一人の選考委員の、議論以前の選評を読んでうなだれることになった。宮本輝選考委員による、候補作の一つ、温又柔「真ん中の子どもたち」に対する選評である。台湾・台北に生まれ、3歳の頃から日本で過ごし、台湾語混じりの中国語を話す親のもとで育った著者が記した、言語の越境を問う小説。宮本は選評にこのように書いた。
(略)
0 件のコメント:
コメントを投稿