2020年2月13日木曜日

今日は「雨のち晴れ」 自宅近くの公園に熱海桜が咲いた 2020-02-13

2月13日、雨のち晴れ
今日は予報通り朝のうちは雨で午後から晴れた。
まるでミスチルの歌(↓)みたいだね。
気温は18℃とか19℃とかあったのかな。
午前中は家でグズグズしてて、午後から散髪とちょっと散歩と本屋さん。

公園の熱海桜が満開に近くなっていた。
ま、ちょっと見は河津桜と違いは分からないけど、説明板があったので。

もう本の置き場所などないのに、手元に置いておきたい本は買ってしまう。
ムック本『小津安二郎』(下↓に続く)





小津安二郎で思い出すのは内田樹さんのブログ「終戦記念日に思うこと
2008-08-18 lundi」だ。
以下、抜粋

今日は終戦記念日である。
『秋刀魚の味』のトリスバーでのラスト近くの対話を思い出す。

娘(岩下志麻)の結婚式の夜、友人たち(中村伸郎、北竜二)と別れて、ひとりでバーに立ち寄った平山(笠智衆)に岸田今日子のママが「あれ、かけます?」と坂本(加東大介)の好きな軍艦マーチのリクエストを促す。
平山(笠智衆)が黙って微笑むと、軍艦マーチが鳴り響く。
カウンターのサラリーマンの一人(須賀不二男)がラジオのアナウンスを真似て「大本営発表」と呟く。
すると、その隣で一人で飲んでいたサラリーマンが「帝国海軍は今暁五時三十分、南鳥島東方海上において」と続ける。
それを遮るように、須賀不二男が「負けました」。
「そうです。負けました」
二人はそのまま正面に向き直って、穏やかな顔でウイスキーのグラスを干す。

この場面は映画の前半で、最初に平山と坂本がトリスバーで交わす会話と対称となしている。

坂本「けど艦長、これでもし日本が勝ってたらどうなってたでしょうね。」
平山「さあ、ねえ」
坂本「勝ったら艦長、今頃はあんたも私もニューヨークだよ。パチンコ屋じゃありませんよ。ほんとのニューヨーク、アメリカの。」
平山「そうかね」
坂本「そうですよ。負けたから、今のわけえ奴ら、向こうの真似しやがって、尻ふって踊ってやすけどね。これが勝っててご覧なさい、勝ってて。目玉の青い奴らが、丸髷かなんか結っちゃって、チューインガム噛み噛み、三味線弾いてますよ。ざまあみろってんだ。」
平山「けど、負けてよかったじゃないか」
坂本「そうですかね。うん。そうかもしんねえな。バカな野郎が威張らなくなっただけでもね。」

シーンはコレ↓
小津の最後の作品。

あ、それから「雨のち晴れ」も.....



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