2026年5月23日土曜日

悲鳴は「目詰まり」危機認めぬ政権 「平時の演出」に蓄え溶かす時か(朝日);「有事であることを認めない政権の姿勢のせいで、非常時に優先すべき分野に物資が回らないことを危ぶむ。」 / 「この国は戦争をしてはいけない。前線で弾薬や食糧が尽きても『総量では足りている』などと言い出しかねない」…鈴木卓実さんのコメントが鋭い。筆者は、政権のメンツにこだわれば「いくら悲鳴が積み上がっても局所的『目詰まり』の物語として回収されてしまう」と指摘する。(冨永格) / 高市首相、ナフサ不安払拭に躍起 「目詰まり」強調、疑念も(時事) / カルビーに官邸幹部「売名行為だ」 中間製品まで含めナフサ充足強調(朝日) / ナフサ不足で変わる店頭 ヨーカ堂、刺し身の蓋をプラからラップに(日経) / ナフサ不足で塗装業者から悲鳴 塗料の在庫「6月末で尽きてしまう」(朝日) / 容器を白から黒へ、中東緊迫で「綱渡り」の供給維持 知恵絞る企業 ルポ迫真 ニッポンの「油断」(中) (日経)    


 本日の日経「春秋」より


“「日本全体で必要量は確保している」と政府は説く。-ただ中小を含めた個々の企業が滞りなく原料を手にできないとすれば、本来の「確保」とはいえまい。

景気へのマイナスや不安の広がりを避けたい思惑があるにしても、大丈夫だと言いつづけることが、かえって疑心暗鬼を呼びはしないか。

戦中の大本営発表には多くの人が疑いの目を向けていたといわれる。生活に差す影は覆い隠せぬものだ。”


-私がここで言い続けてきたことの簡潔なまとめのようなものですが、重要なのは「日本全体の総量」ではなく、実際に現場へ必要なタイミングで必要な原料が届くかどうか。

「どこに在庫がある」ことと、「必要な企業が使える」ことは全く別問題です。「問題はない」と繰り返すだけでは、現場との認識の乖離が広がるばかり。

必要なのは楽観論ではなく、サプライチェーン全体を見据えた冷静な現実認識。いつまでも大本営発表を繰り返すばかりでは、信を失うばかりか、国民生活の窮乏を招きかねない。

お隣の大統領の眼鏡を借りている場合ではありません。


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