2014年7月19日土曜日

川内原発再稼働「反乱」の真相 姶良市議会議長に聞く (日経新聞) : 原子力規制委は安全審査に『合格』は出しても、『事故がゼロになる』とはいっていない。

日経新聞
川内原発再稼働「反乱」の真相 姶良市議会議長に聞く 
2014/7/19 2:00

 原子力発電所の再稼働に、全国で最も前向きとみられてきた鹿児島県の自治体。だが原子力規制委員会が九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全審査合格を内定した16日の直前に、原発から30キロメートル圏内にある姶良(あいら)市の市議会が「川内原発の1、2号機の再稼働に反対し廃炉を求める」意見書を可決した。早期の再稼働を目指す九電や鹿児島県にとっては思わぬ反乱が足元から起こった。姶良市議会の湯之原一郎議長に意見書の狙いや背景を聞いた。

 ――姶良市議会は7月11日に、再稼働に反対し廃炉まで求める意見書を大差で可決しました。

 「私たちが最も言いたいのは、国が私たち市民を原発事故が起きた場合、どう守ってくれるのかという点だ。原子力規制委は安全審査に『合格』は出しても、『事故がゼロになる』とはいっていない。たとえ原発の新しい安全神話を語られても、東京電力福島第1原発事故の状況を見た後では信じられない。私たちが知りたいのは、今回の安全審査で原発のリスクがどこまで減らせたのかだ。それについて国から説明が全くない。それが大きな不満だ。国への不信感が今回の再稼働に反対する意見書の可決につながった」

(以下略)



0 件のコメント: