「いじめ防止に武道家の先生を」 谷川文科副大臣が持論
いじめ防止には、怖い武道家の先生が必要――。27日に文部科学副大臣に就いた谷川弥一衆院議員が、最初の記者会見でそんな持論を展開した。
谷川氏は「いじめたら怒られる。それを理解してもらうには怖い先生が学校にいないとダメ」と述べ、「武道家。一番いいのはボクシングだと思うが、空手、剣道、柔道、プロレスも入るかな」と格闘技を列挙。「いないなら警察OBを雇う」と続けた。
党内では賛同が得られていないと前置きしつつ、「なりふり構わずやるべきだ。いまから関係者の説得に入ります」とも。あまりの熱弁に、政務官に就任して同席していた義家弘介衆院議員が苦笑いしていた。
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小田嶋さん、早速反応
お見事!
小田嶋 隆 @tako_ashi
「暴力はより強力な暴力でしか制圧できない」といった感じの単線的な確信を抱いているタイプの人間がエリートになりやすいという事情は、あるいはあるのかもしれません。いやな話ですが。
2時間 小田嶋 隆 @tako_ashi
この度の谷川文科副大臣のいじめ問題についての発言は、なんというのか、小学校での乱射事件に対して全米ライフル協会の人間が述べた「校長がライフルを持っていれば」というコメントと見事なばかりに呼応していますね。
2時間 小田嶋 隆 @tako_ashi
ここはひとつ副大臣をボコボコに殴りつけた上で「どうだ、暴力では何も解決しないことがわかったか!」ぐらいな説教をする武道家を公募したいところです。
2時間 小田嶋 隆 @tako_ashi
「一番良いのはボクシング……プロレスもはいるかな」と言ってるところからみて、彼は「武道家」を「腕力」ととらえていると思いますよ。@kazuki55119 http://bit.ly/V9AFPP
いじめ防止に武道家の先生が有効と考えるのは「いじめ」を「腕力の強い者が腕力の弱い者を制圧している状態」としか考えてないからだと思う。いじめが腕力の問題であるよりは同調性と孤立という「群れ」の問題であることを理解していない人間の発想です。bit.ly/V9wfsh
— 小田嶋 隆さん (@tako_ashi) 12月 28, 2012
togetter
下村文部科学大臣と谷川副大臣の記者会見
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