漱石が来て虚子が来て大三十日 子規
なにやら楽しそうな雰囲気が見て取れる。
明治28年12月31日の作品という。
この年4月、漱石は松山中学校に赴任。
子規は同じく4月、従軍記者として満州に渡り、5月帰国の船中で喀血し須磨病院に入院。
8月には、小康を得た子規が松山に帰省し、漱石の下宿先で52日間の同居生を送る。
この年末には、漱石は貴族院書記官長中根重一の長女鏡子とお見合いをする。
そんな年の大晦日(大三十日)、子規、漱石、虚子は至福の時間を過ごしたのであろう。
そして、明日は正月。
一年は正月にあり一生は今にあり 子規
をじっくり噛みしめよう。
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